人間だけが自然治癒力を失った理由は「余計な事をしたか」「必要な事をしなかったか」この2つしかない。
自然界の仕組みは人の「思い」とは関係なく成るべくして成り立っている。
他の動物がそうであるように仕組みに従っていれば苦しむことも悩むこともない。
つまり、普通に暮らせば心身の機能に問題はなく、心の在り方はその基本の上にあるほんの一部だ。
基本であるはずの生き物の道理を間違えればいくら心構えが強靭でも機能は失われる。
ビル建築における最も基本的な「構造計算」と考えればわかりやすい。
それを考えながら生きる動物など人の他にはいないから難しいはずもない。
その道理に気付いている人はほとんど見当たらず、修正する人もいないからこのような現状を招いたと言える。
人類は体だけでなく心までもが病んでいるが、その原因はすべて同じものだ。
体が病めば体に良い食べ物を求め、心が病み疲れればパワースポットやマイナスイオンなど癒しの地を求める。
それは本能で「不足」を感じ取るからそうするのでありやむを得ないこと。
問題は「何故不足するのか」であり、これだけ飽食の時代には不可解なことと疑問を持つことが大切であり、それが目的を見据えた「思考の起点」を探す始まりだ。
前向きプラス思考の弱点はプラスすることしか考えないことであり、何故本来必要ないものをプラスしなければならないか、その思考が欠けている。
穴のあいたバケツの水が減るからと水を注ぎ続けるようなものではないか。
不足していることは間違いなく、それが何か集中して考えれば良いのだが、研究者がいないのだからそのような書籍は世界には存在しない。
ならば学問の原点である自然界を見渡してみれば誰にでもわかる。
皆がわからないのだから自分にわかるはずがないとあきらめるのは、まずじっくり考えてからにしなさいね。
安易に聞いて読んで答えだけ知ろうとするのは・・人間らしくないではないか。
科学も遠く及ばない素晴らしい頭脳がもったいない。
考えることと覚えることには天地程の差がある。
覚えることは、人知も遠く及ばないノートパソコンにまかせて・・・
「人間よ 大志を抱き脳ミソこねまわしてみなさい」
・・と言いたい 小さな声だけど・・・
薄れゆく「医食同源」
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獣医 野人
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野人の思考回路 ベクトル
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