厳戒態勢 野人の理 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

野人エッセイす

千葉から庭人とサラ、大磯から伊勢に来た風人は万全の防災態勢で疎開して来た。

野人も津波以来最大の厳戒態勢、車の中には必要なものを積み込んだままだ。

このまま関東、東海も地震津波の打撃を受ければ完全に孤立、危機は自力で乗り切らなければならないからだ。

東海地震もいつ起きてもおかしくないと言われ続けている。

真っ先に車に積み込んだのは・・まあ、想像がつかないだろうが「武具」だった。

次に潜水道具にモリに網に釣り具にうなぎカゴ、それに各種「野菜の種」だ。

元々ドラえもんのポケットのような車だから必要な工具や農具は常備品だ。

山や海の食糧確保の為の道具、それに野菜の種を優先したのは食い意地が張っているせいもあるだろうが、皆を養う為だ。

山には水が湧き、綺麗な川の水を煮沸してもことは足りる。

ライフラインを断たれて長期戦になれば一時しのぎの食糧はすぐに枯渇する。

必要なことは自力で食べ物を賄うことであり、それが本能だ。

東北の被災地も今のうちに空き地に種を蒔いておけばすぐに新鮮な野菜が食べられる。

自分だけならどうと言うこともないが、多くを救おうとするなら道具も種も多いほうが良い。

水中眼鏡も5個用意したがこれだけで大勢が助かる。

海のものは苦もないが、山のタンパク質「猪」は簡単には行かない。

猪や鹿は山に行けばうじゃうじゃいるから仕留めれば大勢の人が助かるし、温かい「猪鍋」も食べられるではないか。

1頭仕留めれば100人分の食糧になる。

野人の防災グッズとは生きる為に最も必要とするものであり、空気の次に水であり、食べ物なのだ。

短期戦ではなく長期戦を想定するなら、非常食よりも永久に食糧を調達出来る「道具」が最も必要になる。


2008 11月 対猪用武具 仕込み槍

http://ameblo.jp/muu8/entry-10159274686.html

2008  9月 対猪用投げモリ

http://ameblo.jp/muu8/entry-10142147825.html

2008  8月 野人の熊刀

http://ameblo.jp/muu8/entry-10122873167.html