茶人エッセンス 物語の始まり | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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茶の道は深く、まだまだ道は遠い。

行きがかり上、茶園と茶工場の「お家再興」を引き受けることになり、それに向けて動き始めた。

商売がへたくそな野人は自分の会社さえもまともに経営出来ないのだ。

松尾のバショちゃんみたいな茶道の心得どころか日常の番茶のたしなみもなく、飲食店で出される茶さえ滅多に飲まない肉食野人は来る日も来る日も茶を飲み続けた。

魚や猪や木の実は好きだが、あまり葉っぱが好きではない野人が、スズキではなく「葉っぱのダシ汁」を毎日何杯も飲むのは本当に辛かった。

主力商品は紅茶だから、朝昼夕と紅茶ばかり飲み続けている。

元々備わった野生の本能の舌は鋭く、猿でも反省の真似ごとくらい出来るように、それなりに違いがわかり始めて来た。

茶~ぱり味のわからなかった紅茶が今では好きになりつつある。

緑茶の味は未だわからず、わびさびの境地にはまだほど遠いが、この物語を進める上でやたら「野人は・・」と出て来るのは風情がなさすぎる。

そこで・・ここでは野人改め「茶人」とする。

登場人物はみな茶人になるから非常に間際らしい。

茶人1号、2号・・とやれば数字に弱い野人は数えられなくなってしまう。

そこで・・ムー茶人を「無茶人」にした。

極めつけに茶が無縁の男が「茶本舗」を始めるのだから妥当だろう。

茶園と工場を営む農家の茶人は「茶屋人」、近所のやべ~人はここでは「やべ茶人」、たまに出て来るかもしれん原人は「原米茶人」だ。

やや茶番劇のようでもあるがいたって真面目な長編になるだろう。

「紅の豚」のポルコ・ローソンのように紅のむ~茶人も我が茶道を行く。


な・・なっつくさ や~

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茶人エッセンス!!


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竹皮おにぎり・・・
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