世界遺産 今帰仁城の怪 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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これが・・怪・・ではない
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本部半島にある今帰仁城は世界遺産になっている。

この周囲にも先輩所有の広大な山林があると言うのだが、本人も野人も何処だかさっぱりわからないのでいづれ土地台帳で調べるしかない。

原人はこの城の中に畑作りましょう~と言うが、夜中に一人でやれば良い。

野人はこの城は何度も来たがこの日は原人を案内、自然の立地条件をフルに生かしたその知恵の壮大さを話して聞かせた。

これを作った人物の兵法はおそらく「孫子の兵法」、数百年を経て完成された孫子の兵法は森羅万象の道理そのもので、野人の協生理論もまた同じものなのだ。

20年くらい前だったか、野人は孫子の兵法を読み始めて途中でやめて最後まで読んでいない。

身に染み込んだ思考回路がまったく同じものだったからその必要がなかった。

お師匠が同じ自然界なのだから知識と知恵にそれほど差が出るはずもない。

何度来てもこの今帰仁城の構造には敬意を払いたくなってしまう。

野人の関心は、これほどの城が何故簡単に落城したのかその一点に尽きる。

もしも野人が当時の武将ならどのように攻略するか、守るならどのように活かすか、そのようなことばかり考えてしまう。

どちらにせよ戦うのは城ではなく人間、難攻不落と言われた大阪城、小田原城もいとも簡単に落城した。

どのように素晴らしい理の傑作であれ、運用する人間次第と言うことだろう。


この今帰仁城の入り口には「理」では解明出来ない摩訶不思議なものがあった。


それが・・・これ・・・
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う~む・・・何とも~ 奇っ怪な・・


サトウキビ生搾りジュースが大好物と言う原人がさっそく試した。

原人の家庭にも複雑な浮気事情があるのかも知れない。

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原人は10分後、車の中で言った。

「野人さん・・気持ちわりいです、ゲロ吐きそう」・・・

浮気に効くのだから今しばらく辛抱すれば良いと思うのだが深刻そうだ。

何食っても頑丈な原人の胃袋はあきらかに拒絶している。

女の浮気には効いても男には効かず逆効果なのかもな。


「海水・・飲む」・・と原人は言い出した。


原人はこの方法で何度か体調を戻している。

海岸に着くと原人は海に一直線
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海水を飲んだ・・ちょびっとだけ
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飲むとすぐに回復、すっきりした顔で原人は言った。


「海水の力は本当に凄いです、吐かずに済んだ」


何か言おうと思ったが、適切な言葉が出て来ない。

仕方なく・・・


「海は・・広いな・・大きいな」


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