キジたまとゴボたま | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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き・・キジタマ!!
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ゴボたま・・
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ゴボたま・・ たまだらけ
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・・ ・・・
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もうそろそろだと思うが、ムー農園のキジたまの孵化はまだのようだ。

抜き足・・がに股で・・巣に近づきかけたら足元からメスキジが飛び立った。

巣の近くでエサを食べていたようだ。

留守にしていたようだから巣の中を見るのには丁度よい。

卵は最初と同じ7個ある。

孵化は近いようだが、この中から何個孵化し、何羽生き残れるだろうか。

生き残れればまたここに巣を作ればよい、エサは豊富だ。

ゴボたまは・・ゴボウの種を運ぶ「くっつき虫」のことで、ピンポン玉くらいの大きさだ。

くっついて動物に種を運ばせる植物は他にイノコズチ、アメリカセンダンソウ、オナモミなどがあり、オナモミの実は「バカ」と呼んで子供の頃投げてくっつけて遊んだ。

しかしこのゴボたまのくっつき加減は強烈だ。

前者が毛や服にしかくっ付かないのに対して、皮膚にまでくっ付いてしまう。

ゴボ玉は以前にも紹介したが、この日は収穫体験ランチにやってきたお嬢さん達、少し前まではそうだった3人にゴボ玉で遊んでもらった。

ゴボ玉が皮膚にまでくっついて落ちない仕組みは、針先を顕微鏡で見ると面白いだろう。

ゴボウの花の高さから、くっ付く対象は鹿や熊や猪などの大型動物だ。

いづれも硬い剛毛だから、しっかりくっ付く為のゴボウの知恵。

イノコズチのようなネバネバにしろ、ゴボウの針先にしろ、植物の知恵には感心してしまう。

脳ミソはなくとも素晴らしい知恵も心もあるのだ。