25年以上使った水中マスク | 野人エッセイす

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野人の道具、武具には20年以上使い古した物が幾つかあるがこの水中マスクもその一つだ。元々潜水士だったが、もっと古い道具には年代物の水中撮影機材一式、ジュラルミンケースに残っているがそれもまた紹介する。それらはもはやはるか昔に役目を終えた骨董品だ。このマスクだけは毎年現役のまま使い続け、夏は10回以上は使っている。東シナ海では40mの海底まで何度か共にした年季の入ったマスクだ。いまだに顔にフィットして漏水もなく活躍、よく壊れないものだ。ここまでくれば体の一部のようなもの。野人は浮気はしないから予備のマスクも持っていない。このマスクは野人の必需品で愛着がある。これだけ長い間太陽と水に晒されてもバンドは一度も切れた事が無い。かなり高価だったとは思うが、このマスクを考案して作った人に敬意を表している。