美味しいレッドオニオンが~! | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

無農薬で堆肥も肥料も持ち込まないピラミッド農園でレッドオニオンが出来た。タマネギは鶏糞の中で作ると言われるほど肥料浸けの野菜だが、普通のタマネギも地力によってムラはあるがまあまあのサイズが出来る。市販のものと違い、エグ味もなく味が非常にスッキリして甘味が強い。このレッドオニオンも非常に美味しい。市販のものに比べて6割のサイズだが、来年、土が肥えればもっと大きく育つだろう。年々土壌が豊かになって来るのが目に見えてわかる。小さければ数を植えれば良いのだ。耕さないし、草も草によって制しているから手間はまったくかからない。最近、流通するタマネギは、引き抜いてそのまま畑で干す時に防腐剤を使うと言う。多肥の上に薬を使えば旨みと共にエグ味も出る。食べるなら、小さくても地力だけで自ら育つ健康なタマネギのほうが本来の旨さがある。

同じく草以外の肥料を与えない自然農法の達人「仙人」は、いくら土壌が正常になり、キャベツや白菜は大きく育っても、タマネギとスイカとトウモロコシだけは大きくなれない、目方の半分以上は肥料膨れだ。特にタマネギは30%くらいにしか膨らまないと言っていたがこれだけ大きくなれば十分だ。