農夫は今日も田を耕していた・・・
ペンをとり 芥川賞を目指してもう30年・・
歯を食いしばって農業しながらここまで生きてきた
今は 尊敬するヘミングウェイだけが彼の支えだった
一反の田んぼからはわずか10万円 半分は経費
働けど働けど 暮らしは楽にならず
このままでは
老人と田んぼ ・・になってしまう
じっと・・手ではなく トラクターを見つめた
赤いトラクター・・・ローンはまだこれからだ・・
「これだ!」 コレ・・
次のテーマが浮かび 執筆意欲が沸騰
書き上げた作品は話題を呼び 瞬く間にベストセラーに
そしてついに芥川賞を・・題名は
「田が為に金は要る」
その時からヘミングウェイは・・
尊敬から「神」に昇進した