来夢来人のカクテル~山ちゃん編~ | mus mus   ムス太郎のブログ

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新丸の内ビル 丸の内ハウス

蒸し料理レストランmus musのブログ。旬の食材のお話や、お酒の話、生産者さんの素顔のお話など♪

そういえば、うちの系列店舗には、スナックがあります。

 

mus musのすぐ近く。

 

HOUSEの裏路地側チーム。

 

しかし、いまだに

 

「ここのフロアいつも来てるけど、この通り、初めて通る~♪」

 

…って、あなた。

 

4月で10年っすよ。

 

っていう会話がよくあるんですね。

 

HOUSE裏路地、あるあるです。

 

さておき。

 

来夢来人ですけども、今、看板の名前が期間限定で変わってます。

 

もちろんただ今、絶賛開催中の

 

「紀伊半島/奈良・三重・和歌山 世界遺産半島のたのしみ方」のことです。

 

それがこちら↓

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イベントで、店名まで変えちゃう度胸のある店は、日本広しといえど、ここだけでは?

 

しかも、看板のスペアまで用意してあるんですよw。

 

で、「紀伊半島カクテル」をご用意しています。

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3種類あるんですけど、今夜は、三重県の「新姫」を使ったカクテルをご紹介します。

 

製作者の山ちゃんがいたので、ちょこっと伺いました。

 

「山ちゃんさー、新姫、担当してどうだった?」

 

「えっと、なんか、新姫は風味が独特なんで、色々考えてしまいました。」

 

確かに、新姫は、ちょっと変わった風味があります。

 

すっごく酸っぱい。そして香がすごくいい。

 

ほろ苦さがフワ~っと感じる柑橘。

 

うん。

 

独特です。

 

「酸味だけが前に来すぎてもいけないし、苦みが残りすぎてもいけないし。

 

でも、酸味がなきゃ新姫じゃないし、苦みを生かさなきゃ新姫じゃない」

 

おーーーーーーーー。

 

なるほど。

 

「なので、ディタ(ライチのリキュール)と、クランベリージュースと合わせてみたんです」

 

なに!!!!

 

そんなことしたら、何飲んでるんだかわかんなくなっちゃうんじゃないか??

 

「なら、ちょっと一杯作ってもらおうか。山ちゃんの腕、みせておくれ」

 

「承知しました。

 

っていうか、飲むんっすか?

 

ちょーーーーーーー下戸のくせに?

 

いいんっすか?

 

帰れるんっすか?

 

え?

 

大丈夫っすか?」

 

…すげー心配してくれて、ありがとう、山ちゃん。

 

味見だから、半分の量にして、あとは来夢来人のマスターに飲んでもらうよ。

 

ということで、半分の量のカクテル作ってもらいました。

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「どんな味なんじゃ?」と、私と来夢来人のマスターと、恐る恐る飲んでみました。

 

そしたら。

 

美味しい…!!!

 

ディタが新姫の美しさを引き出して、そこに、クランベリージュースの綺麗な色と、爽やかさがプラスされ、ディタが変に残らないよう、クランベリーが連れ去っていって、最後に新姫のほろやさしい苦さがフワ~っと、残る。

 

お見事。

 

すげー、山ちゃん。

 

EDMの話をするときだけ、目をキラッキラさせていたあの山ちゃんが、こんなに美味しいカクテル作ってくれるとは。

 

ところでEDMってなんなの?って聞いたら、

 

「エレクトリック ダンス ミュージックの略ですよ。知らないんすか?」

 

「知らないわよ!っていうか、何なの?そのディズニーランドみたいな(エレクトリカルパレードのことが言いたい)名前は!」

 

って言ったら、苦笑いされました。

 

ということで、今夜も丸の内で待ってます。