長男Sの中学入試まで2ヶ月を切りました。
今日も午前中、模試を受けてきました。
成績も微妙なところです。

中学受験の勉強をさせて思うのは、
やはり幼少期、親が子どもに何を身につけさせたか、が
とてもものをいう、ということ。

首都圏では、中学受験を目指す子は
小3の3学期から進学塾へ行くのがポピュラーですが、
たとえそのようにしたとしても、
基礎のできていない子は、思うような結果が得られないであろうと思います。

たとえば、知らないことを知りたい、と思う好奇心。
わからないことを自分で考えようとする自主性。
人(塾の先生など)にものを教わる際の素直さや、
新しい解き方などを教わった際、すぐに受け入れられる柔軟性。

これらはおおかた6歳くらいまでに、伸ばすことのできる要素で、
そこがなければ、
どんなによい先生に教わったって、テクニックは学べても、
勉強することが楽しいと思うことはできないと思います。

その後、小学生になったから(もしくは年中くらいから)
学習のやりかた、を地道に教えて、子どもの身体に染み込ませておけば、
3年も受験勉強をさせなくても、
そこそこの学校へ行けるだけの能力が身に付くと思っています。

Sに関しては、6歳までの基礎的なことと、小2くらいまでは
手をかけ、目をかけ、心をかけ、
わりといい方向に持っていけたと思いますが、
その後、目を離しすぎて、
家庭学習の習慣はついているものの、その中身がお粗末。

もし、そこもきちんとやってあれば、
もうちょっと苦労せず、受験に向かえたと感じています。

これは中学入試だけでなくて、日本に暮らす以上、
いつかは受験をしなくてはいけないわけで、
その際、またその後の社会人としての生活を考えれば、
人間の基礎を育むことはなんて大切なんだろう、と
改めて感じています。

語学や文字や数字といった、表面的なツールだけではなくて、
IQとEQと両方をのばす、という
MQ理論のすばらしさを身をもって感じています。