2011年6月27日付けのブログで紹介した
羽鳥操・松尾哲矢 著 『身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ』
野口体操創始者の野口三千三(1914-1998)氏は、
「重さ」と「はずみ」を活かす運動が合理的であると考えて、
従来の体操とは異なる独自の動きを考案しました。
そして、彼は、
力みを無くして脱力することの大切さを唱えました。
そのために大切なのが、身体感覚を磨くことになります。
野口氏自身のことばで
「感覚こそ力」ということになります。
野口氏の弟子である著者の羽鳥操氏は、まえがきにおいて、
「大切なのは、身体をいかに効率的にうまく動かすことができるかであり、
この動きの基本になるのが身体感覚である。
これは、必ずしもスポーツだけではなく、
演劇やダンス、さらには音楽等にも共通するものである。」
(羽鳥操・松尾哲矢 著 『身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ』 岩波ジュニア新書 p.xxii より抜粋)
と、述べています。
自分の身体感覚に気づいて、
身体が心地よく感じる動きが出来るようになるためにも、
野口体操の動きはとても参考になります。
結構難しいですが…。