↓ このマーチ『トルコ軍楽隊行進曲』がまず出発点になります。 

 ↑ モーツアルトやベートーベンの『トルコ行進曲』は、このトルコ軍楽隊を先頭にヨーロッパに侵入して来たオスマントルコの軍勢に圧倒された、当時の彼らの心境を如実に反映させたものである・・そうです。
 ドンタッタ、ドンタッタ、ドンタッタ、ドン・・・いうリズムは、モーツアルトやベートーベンの『トルコ行進曲』にもベースとして使われていることは以下の曲を聴いて頂ければ明白である・・そうです。 ↓

 まずはモーツアルト(Mozart)はんのトルコ行進曲(Turkish March)。


 ほんでもってこっちはベートーベンはんのトルコ行進曲。


 それでこっからがちょっと込み入ったお話になんねんけど、以下おっちゃんのブログから直通で引用させて貰います。 ↓
 斉藤晴彦という役者がいる。彼は黒テント(正式名称は”68/71黒色テント”だったが今は”劇団黒テント”になったそうだ。)の一員だったが、誰に発掘されたのか、元来器用な人なので芸能界にデビューしてそれなりに売れたのだが、「小保ちゃん」じゃないけどいいように使われて役者生命が終わったように私は感じる。

 黒テントというのは《自由劇場》からの脱藩組が(←「どこが自由なんだ?!」と捨て台詞を吐いて)脚本家・佐藤信を先頭に立ち上げた所謂アングラ劇団で、全国各地の公園等空き地にテントを張って芝居を行なっていたのだが、箱物の中で旧態依然たる芝居を興行している連中を尻目にいつしか頭角を現し、唐十郎状況劇場や鈴木忠志の早稲小、寺山修二の天井桟敷と並び称せられていた。

 それで彼はトルコ行進曲をなんと歌詞付で歌っているのである。歌詞と言っても自分が勝手に作った台詞をメロディに乗せただけのものである。 ↓ 以下に(テレビ用に短縮されたものではあるが)実例を示すので、画像はやや乱れて見難いのだが、充分楽しめると思う。
★今夜は最高! より 大傑作・任侠オペラ (←これは富司純子菅原文太主演の映画《お竜参上》の翻案ものである。)


 テレビに乗った範囲では歌詞は以下の通りだ。 ↓
和田アキ子が「地獄へ行く」というのを受けて「地獄なら私もお供しましょう」と答えた後歌い出すのがこのトルコ行進曲である。 ↓

どうせなら快楽の只中行きたい天国へ
棺桶に似てるあの蒸し風呂へ

ゆくぞトルコへ金続く限り
ゆくぞトルコへ女房にゃ内緒

ところが何だか知らぬがこれから言ってはならない即ちトルコと
理由はトルコの国民怒った侮辱だ愚劣だ誇り有る
トルコの国家と国民トルコと違うよ
トルコはトルコだトルコと違うよ
トルコの都はアンカラあんたらいったいなんでんねん?

トルコは駄洒落を言っては駄目だよ日本のお上よなんとかしろよ
はいはいわかったこれからトルコはトルコと言いません
健全娯楽のイメージ無ければ駄目だよ
お風呂は体にいいんだ
だけどもやっぱり銭湯と呼ぶにはいささか具合っちょ悪かんべ

ソープランドだこれにしよう
始めはどことなくぎこちない
だけどいつかは馴れるさソープに
トルコという名もすぐ忘れる
トルコとは言えないのトルコと言えないトルコ風呂
トルコと言えないそれは何だろ?

============

 引用はここまでです。お疲れさまでした。

 最後にご参考までに『緋牡丹博徒お竜参上』の1シーンをどうぞ。