こんにちは!

試験まであとどのくらいだろう・・・と考えると少し焦ってくる時期ですね。
これからどんどん寒くなってきますから冬アイテムそろえてくださいね
それでは問題へ行きます!



126.経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)カテーテルの先端は、回腸に留置する。
(2)胃食道逆流予防には、仰臥位とする。
(3)胃瘻による管理は、1週間以内とする。
(4)持続投与における投与量は、1時間当たり300mlとする。
(5)成分栄養剤の長期投与では、必須脂肪酸欠乏に注意する。


正解は、(5)でした!


(1)について
☆経腸栄養剤は消化・吸収の過程が必要となります。
そのため、胃または空腸に留置させます。

(2)について
☆胃食道逆流予防には、座位またはファーラー位の姿勢をとります。
ちなみにファーラー位とは?→仰向けの姿勢にリクライニングなどで上半身を15度~45度程度上げた状態を言います。

(3)について
☆胃瘻による管理は、およそ6週間以上になる場合に用います。
状況にもよりますが、短期間の場合は鼻から胃や空腸へチューブを挿入する経鼻胃管の措置をとる場合が多いです。


(4)について
☆経腸栄養法の開始時は20~30ml/時(200~400kcal/day)程度から開始します。
その後徐々に投与量を増やしていき、維持量としては100~150ml/時とします。

(5)について
☆長期投与になると、必須脂肪酸や微量元素が不足してきます。
そのため、適宜脂肪乳剤や微量元素を投与します。

※経腸栄養剤にも種類があります。
 自然食品濃厚流動食、人工濃厚流動食、反消化態栄養剤、消化態栄養剤、成分栄養剤
→右にいくほど、残渣が少なくなっています。
即ち、消化しやすいです。

栄養剤の問題は必ずおさえておいてくださいね