太陽が燦々と輝く日
青く広がる海の下
お魚さんたちが なにかをまって わしゃわしゃしています( 〃▽〃)
大きな魚も
小さな魚も
そのウロコをキラキラ煌めかせて
わしゃわしゃ わしゃわしゃ
そこに 海の上の方から 降りてきたもの
月夜の海の静寂を たたえた石のネックレス
さぁ運ぼう
さぁ運ぼう
はやく はやく…
わしゃわしゃ
わしゃわしゃ…
なにゆえそんなに 急いでいるのか?
海の底には
少女だった人魚が その蓋をあけてしまった
キラキラ光るオルゴール
人魚はその音色に 恋を覚えてしまいました
そして 少女は 恋する乙女になりました
海をながく生きている 貝のおばあさんが言いました
「オルゴールの蓋をしめなければ 人魚は恋に悶えて海の泡になってしまう
私のおばあさんのおばあさんのそのまたおばあさんのお話で
たくさんのキラキラを 海のオルゴールに納めれば オルゴールの蓋は
自然に閉まるのだ」 と。
次の満月の夜までに 大好きな人魚を失いたくないと
お魚たちは キラキラを見つけては海の底 海のオルゴールに運びます
ラピスのピアスに
金とアメジストの ラリエット
ロードクロサイトとアクアマリンのアクセサリー
せっせ せっせと 運びます
まだまだ 海のオルゴールは その蓋を閉じません
次の満月の夜までに
お魚たちは
人魚のために
運びます
人魚が 海の泡に なってしまわぬように…
Painted by ciel.w @2012
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竹内てるよ さんの 「海のオルゴール」 という本があります。
その本の中にでてくる 海のオルゴール という詩。
「海に沈むオルゴールを誤ってあけてしまった人魚は
少女から女になりました。
オルゴールよその蓋を閉じよ
でなければ 人魚は恋に悶えて死ぬでしょう…」
そういった内容でした。
私は人魚を 海の泡には したくなかった。
そして こんなお話を創ってしまいました( 〃▽〃)
えへ( ´艸`)
竹内さん ごめんなさいm(_ _ )m
この絵は このように キラキラが主役で 完結する絵です^^
こんな絵があっても いいかなって♪
えへ( 〃▽〃)
ciel.w (しえる。)
追伸 : 関係者のみなさま ご協力ありがとうございましたm(_ _ )m