グループ分けゲームでたくさんの学びがありました。 | 室井俊男の『本氣で人生応援ブログ』 

グループ分けゲームでたくさんの学びがありました。

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昨日のあるクラスの講義で、グループ変えをしました。
前期の期間中、出来るだけ多くの交流をもたせるために何度か行っています。
今回のグループ作りの条件は2つ。
友人同士はダメ。過去同じグループになった人もダメ。

三回目ということもあり、また人数も少ない32名だったので完璧にできるかどうかわかりません。
(こういうのが可能かどうかわかる計算?方法ってないのでしょうか?あったら教えて欲しいです。)

学生たちはとりあえず、開始していますが、条件上、どこにも入れない人間が何人か出てきます。
フリーズしたままの時間が過ぎて行きました。

最初10分程度で切り上げるつもりでしたが、見ているうちに面白くなり、すぐに彼らが諦めるまで最後までやらせようと決めました。

それは、このプロセスの中で、彼らが学ぶべきことが多いことを直感したからです。
この千載一遇の機会を取り上げてはいけない、そう感じたのです。

リーダーシップを取るものが徐々に明確になったり、それが入れ替わったり、もう自分はすでにグループが出来て終わったとココロに胡座をかいている者も、全体ができるためには出来たグループを離れなければなりません。
部分最適だけでなく、全体最適を考えねばならないからです。
傍観者と当事者が突然めまぐるしく動くのです。
そういう意味ではリードする者、フォローするものそれぞれ集中力が進むにつれて高まっていきました。
ぼーっとしている学生は一人もいませんでした。

もちろんいい加減に嘘をついて妥協する学生もいませんでした。
そうしない空気を彼らが創っていったのです。


そして結果は、、、。


できるまでに50分ほどかかりましたが妥協することなく、彼らは自力でなんと見事に完成したのです。

果たして可能なのかどうかもわからなかった問題の解を見つけました。


用意していたカリキュラムと内容は変わりましたが、それ以上に学んで欲しいことを沢山体感してもらえました。

チームワーク。
そしてそのためには何が必要かということも体感できたでしょう。

コミュニケーション。
役割もない中で、自主的にコミュニケーションをとって関係性を作っていきました。

行動
頭でいろいろシュミレーションしている時は、袋小路に入っていましたが、とりあえず考えて実際に人を動かし始めてからはだんだんとゴールに近づいて行きました。


その他にも各自の行動パターンなどいろいろ感じていたようです。

実は途中で気づいたのですが、
私はチームビルディング研修の中で、カードゲームを使うワークを行っていますが、それを人間でやっているのが今回のケースでした。

ただ、それと違って、最終的に本当にできるのかどうかはわかりませんでしたが(笑)
私も今回はたくさんの気づきと学びをもらいました。\(^o^)/

だから、ライブは面白いですね。



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