とっておけるけどとっておきでもない酢豚でした | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。


コン美味食文化論-ニュースリリース


 サークルKサンクスが、惣菜強化に乗り出したそうです。
 恐らく、これまではターゲットとしてこなかった主婦層を新たに顧客として迎え入れたい意向なのでしょう。

 そのとりくみの内容は①セット惣菜、②「とっておきの惣菜」「とっておきのもう一品」、③スタンドパック惣菜、④「ご飯」の品揃え強化、と、かなり気合いが入ってはおります。


 そこで本日は「とっておきの惣菜」シリーズをご紹介しましょう。


 とっておける、とっておきの惣菜
 
●“買い置き”需要にあわせ、賞味期間が45日間のロングライフ商品。
●メインのおかずや忙しい時のもう一品として、ハンバーグや牛すき焼きなど食卓に出される率が高いメニューを品揃え。
●容器ごと蒸気加熱することで、中まで味がしっかり染みこみジューシーな食感になる「スチームパック製法」。
●保存料・合成着色料不使用。


 と、ニュースリリースにはありまして、「牛すき焼き」「和風ハンバーグ」の写真が掲載されていました。


コン美味食文化論-酢豚1



 そこで、可哀相にニュースリリースに出してもらへんかった「酢豚」を食べてあげましょう(笑)


 豚のからあげと野菜を
 「自家製甘酢ソース」で
 丁寧に仕上げました。

 玉ねぎ、にんじん、ピーマン、しいたけ入り
 
 パッケージを見る限りでは、ごく標準的な酢豚みたいですね。
 ちなみに、どこで作ってんじゃい、と表示を確認したら日本ハムでした。
 お肉系のチルド惣菜となるとやはりここでしょうね。
 ただし、スチームパック製法を開発したのは全く別の企業、それはあとにして。

コン美味食文化論-酢豚2


 
 まずは「酢豚」をいただいてみましょう。
 フィルムを一部はがして電子レンジで2分弱、はいでき上がり。
 見た目は、ごく標準的な酢豚です。
 お肉と野菜のバランスもまあこんなもんでしょうか。

コン美味食文化論-酢豚3


 
 野菜の食感…シャッキリとはしていないものの、まずまず歯ざわりは残っています。
 豚肉…なんか成型肉っぽいのは私の勘違い?原材料表示の「大豆たん白」が気になるのは、ただの気のせい?
 何よりも、甘酢ソースの味が安っぽくってよろしくありません。昔の給食の味を思い出してしまったわ(>_<)
 この程度なら、、あんまし買い置きする気ぃには、なれませんなあ。
 せっかくのスチームパック製法やのに、もったいない。

コン美味食文化論-酢豚5


 
 とゆことで、スチームパック製法。
 新日本通商という、中食事業の会社が開発した技術です。
 ベースとなったのはヨーロッパで急速に市場が拡大した「レディミール」(電子レンジやオーブンで加熱するだけの調理済み食品)。
 技術の進歩や消費者の健康志向に配慮した商品づくりが功を奏し、イギリスを筆頭にドイツ、フランス、イタリア、スペインで大きく伸びているという。
 その考え方やパッケージング技術を取り入れて開発されたのがスチームパック製法で、同社のオリジナルブランド「Vegetable Complex」シリーズは好評らしいけど見たことないから探してみよう。
 大きな特徴は、トップシール・フィルムに加工されたバルブが独自の構造を持っており、それが電子レンジでの調理機能を果たすのだとか。

コン美味食文化論-酢豚4


 
 そやったらなおさら、ねえ。味付けはもうちょっと。
 餃子の王将さんに、習いに行かはったら?(誰に言うてんのん)


〈サークルKサンクス(日本ハム) 酢豚 298円〉
内容量:190g
原材料:玉ねぎ、にんじん、豚肉、ピーマン、トマトケチャップ、醸造酢、砂糖、しいたけ、しょう油、全卵液、でん粉、植物油、チキンブイヨン、卵黄、果実調味料、小麦粉、水あめ、清酒、食塩、しょうが、大豆たん白、しょうが汁、パン粉(乳成分を含む)、揚げ油(植物油)、加工デンプン、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(有機酸等)、カラメル色素、酸味料、香辛料抽出物



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