GW中にテレビで潮干狩りのニュースを見てたら、当然「あさりの酒蒸し」が食べたくなりますよね?私だけか。
潮干狩りに行く根性はないので、スーパーで買いました「手堀り 三重県産浅蜊」200g¥298。
で、にんにくもねぎも家にあるし、あ、料理酒足りひんかも、と思ってお酒売場に行こうとしたら。
あさりの横に置いてあるのを発見しちゃったんだな、これが。
「酒蒸しあさりのたれ」…はあ(-_-;)?
ストレートたれで簡単
海の香りを酒蒸しで
もてなし料理。
いやあ、酒蒸しってね、あんなに簡単な料理ないよ?
お酒ふって醤油ふって、以上!やし、失敗しようがないし。
こんなもんにも“専用調味料”って、どんだけ料理に自信のない人が増えたのか、日本人が自分で考えて料理することを放棄してんのか。
なんだかねえ、とさすがの私も思うわけですが、コン美味を日々追求する立場としては、やはり試さねばなるまい。
そんなわけで家に戻って、あさりを塩水に漬けてっと。
おお、元気の良いあさり君たちですこと(笑)
その間に、メーカーの藤(とう)商店について調べてみました。
創業から百四十年。
ずっと味づくりに取り組んでまいりました。
(サイトの会社概要より)
お醤油屋さんから始まった、各種調味料の会社なのですね。
主力商品は「からし酢みそ」、そのほか「まぐろ丼のたれ」や「肉じゃがのたれ」といった簡便専用調味料の製造販売ね。
おっと、もう30分経っちゃった。あさり君たちをざざっと洗って、調理開始。
フライパンに「酒蒸しあさりのたれ」をあけて~♪
乾燥にんにくスライスをバラパラッと撒いて~♪
あさり君たちを並べると…何か自分たちの運命を感じたかのように、すっかり引っ込んでしまいました(涙)
あとは蓋をして強火で5分。
あさりが口を開いたら火を止めて~♪
お皿に盛って刻みねぎをパラパラ、はい、おしまい。
「あ~ら簡単」…いや、手間は一緒なんですが。もともと簡単なんだってば!
じゃあ味は?
「自作と変わらん」ですね。もともと人によって味付けが激しく変わる料理でもないし。
あさりの鮮度とか、いいお酒や醤油を使うとかで多少は美味しくなるかもしれませんが。
ただ、逆にいえば「ちゃんとした“酒蒸しあさりのたれ”であった」とも言えます。
そこで改めて調べてみれば、こうだった。
藤商店の味づくりの基本は「ホンモノ」であること。本物らしい味をつくるのではなく、本物の味を追求してきました。その原点となるのが原料選び。当社の調味料は、いずれも厳選された天然素材を使い、できる限り添加物を加えない努力を重ねています。そのため、味噌、醤油、などの調味料は、自社および信頼のおける提携工場でのみ生産。安定した高品質の製品がコンスタントに製造できるよう体制を整えています。
(「商品開発・品質管理」のページより)
そして、製造工程は機械化しても、最終味の判断は「人間の舌」であると。
そこは、納得しました。
というのも、よその会社から仕入れた調味料を混ぜ合わせてるだけの調味料メーカーを知ってますから…。
とはいうものの、たかだか「あさりの酒蒸し」に専用調味料はいらんやろ、とそこはあっさりと認められない私でした。
〈藤(とう)商店 酒蒸しあさりのたれ〉
内容量:150g(2~3人前)
原材料:醤油(大豆(遺伝子組換えでない))、味醂、砂糖、昆布エキス、清酒、食塩、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に小麦を含む)