矢沢永吉の「アイ・ラヴ・ユー、OK」が使われているということで映画「モヒカン故郷に帰る」を観に行ってきました。
作品としては面白かったです。
ストーリーを一言で書くと実家に帰ってきた息子が最後の親孝行をする話。
まだあまりレビューは書かれてないので他では書かれそうもないことを書いてみます。
作品の演出は矢沢感満載。吹奏楽部で「アイ・ラヴ・ユー、OK」を何度もやってる。
家の中は矢沢永吉と広島カープの写真、グッズがいっぱい。
しかし宣伝のポスターやチラシはあまりそれを前面に出していない。
出演者のインタビューにも矢沢永吉の名前はさわり程度にしか出てこない。
演出の中では親父さんのベッドの枕の後ろにはDMのプレートが3枚置かれてるのにパンフにもチラシにも出ていない。
矢沢サイドが細かく注文したのかなという印象を受けました。
宣伝に矢沢永吉の名前を出すなとか使うなとか。
作品を見ていても矢沢永吉にネガティブな印象を与えるものではないしもっと前面に出しても構わないと思う。
松田龍平が吹奏楽部でリハーサルするシーンなんかは明らかに矢沢永吉のDVDを参考にしてます。
作品の中では松田隆平がだんだん矢沢っぽくなっていくのが面白いところでもある。
冒頭では吹奏楽が矢沢永吉ってシブくないすかってバカにしてたのが松田隆平がリハに参加してからスイッチが入る。
いいと思う。
前田敦子が泣くシーンはAKB卒業の時を思い出した。
細野さんの曲はラストだけ。印象に残るのは「アイ・ラヴ・ユー、OK」です。
作品のテーマとしては矢沢永吉のイメージを膨らませて演出しているのは確か。
しかしメディアの情報を見ると全体的にふわっとしたホームムービー、家族のドラマとして告知されている。
それでは押しが弱いしイメージがつかみにくい。惜しいです。
館内の立て看板には松田龍平と沖田監督のサインはあったけど前田敦子のサインはなかった。
あっちゃんのサインがあったらすぐ盗まれるかも知れないからだろうか。
面白いのにもったいない作品だと思いました。
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