フリーペーパー「J-NUDE」 8/16 矢沢永吉インタビューvol.2 | 矢沢永吉激論ブログ

矢沢永吉激論ブログ

全国矢沢永吉激論学會集団。

フリーペーパー「J-NUDE」 8/16 矢沢永吉インタビューvol.1


フリーペーパー「ジェイヌード」8/16号にに掲載されていた矢沢永吉のインタビュー、後半です。


 「今回は、レコーディング自体は、3週間くらい。ただ、そのあとのミックスダウンに3ヵ月以上もかけている。そこまで聴き込んだのは初めてです。


音っていうのは、熟さないとダメなんです。それと前2作から、いい加減さとか緩さをコンセプトにしてきたけど、今回も同じ。全曲テイクワン、いわゆる一発録りです。


まあ、何でもそうじゃない? 例えば、役者さんも台詞で『おまえが好きなんだ』って、さらりと言うほうがかっこいいでしょ。音楽も一緒」


 レコーディングの参加メンバーを見ると、ネイザン・イーストなどアメリカのトップミュージシャンが相変わらず名を連ねていますね?


 「結局、一発録りのできるミュージシャンってトップクラスなんだよね。彼らの強力なグルーブ感を日本人がじっくりミックスする。


絶対に洋楽の音にはさせない。『矢沢、もうワンテイクやらせてくれ』って言われるけど、『いやいやもう十分。これ以上良くなるのは敵だ』って、プロデューサーの矢沢がそうなだめます(笑)


 ところで、矢沢さんは、いまの日本の音楽シーンやチャートって気になります?


 「どうかな。関係ないんじゃない? この答えが良いのか悪いのかは、僕には分からないけど。ロックアーティストはそれでいいと思う。


世の中のシーンってよくマスコミは言うけど、関係ないよ。それはそっちでやれって。俺は俺だから(笑)。むしろ『シーンは俺だ』 って思わなきゃ。


それがオリジナリティであり、音楽だからね。聴いた人が、いまのモードにドンピシャだねとか、なんかモードを無視しているよねとか、それぞれ感じればいい。


だって、モードとかシーンって無責任なもんだよ。ダンスミュージックが流行ればみんな打ち込みで、いまじゃ、それにも飽きちゃってさ」


 「シーンは俺だ」 って、新たな矢沢語録ですね。


 「ホントだね。でも、そのくらい図々しくならないと。やっぱり開き直るとか、おまえふざけんなよっていうのは、どこかに必要かもわかりませんよ。おまえらも俺も大したことないんだからさ。シーン? ほっといてって(笑)」


矢沢永吉激論ブログ 最新情報とコンサートツアー記録、記事コレクション