7/6発売のアルバムですが昨日、TSUTAYAで一足先に買ってきました。
2005年の元のアルバムと比べてみたが音の入れ替えはしていないと思う。リメイクというよりデジタルリマスターと言った方がいい。
mixiマイミクの丸米 さんのレビューを見て同じような感想を持った。コメントにも書いたけどコミュの書き込みより彼のレビューの方がしっかり聴いてることが分かります。
音源はそのままで新しい機材でCDに落としたことで聴こえる音域が広くなってます。新しいCDを聴いた後で2005年バージョンを聴くと平坦でモコモコした音に聴こえる。
そういう違い。
特に目立つのは丸米さんが書いてるようにシンセの高音やベースの重低音。
「トワイライトにひとり」みたいな曲は一見変わりない。原曲ではシンセの音が埋もれてあまり聴こえなかったのが音量は小さくてもくっきり聴こえる。
「パンチドランカー」や「欲望の嵐」みたいに激しい曲は音のセパレートが良くなり、立体的になってる。
今回のアルバムではサウンド的にクリエイティブなことはやってません。トレンドとダブらせるとアナログ放送がデジタル放送になったような感じ。
矢沢的にはサウンドはシンプルに、しかし音はゴージャスにというところか。
矛盾してるような気もしないではないが80年代以降のプロデューサーシリーズが好きなファンとしては好ましい方向ではあります。やっぱり矢沢は音に凝りたい人なんです。
今回の矢沢のコンセプトが以上のようなものだとするとツアーは違うコンセプトになるはず。こんな繊細な違いをバンドで再現できるわけないから。
今回の試みは否定はしませんが矢沢永吉は山下達郎みたいにチマチマしたことをやるんじゃなくてもっとアグレッシブな動きをして欲しいです。
そんな感じです。よろしく。