タワーレコード 「bounce」 フリーペーパー 矢沢永吉インタビュー 2009/8/6 | 矢沢永吉激論ブログ

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「よくく充電する〉とかって言いますよね、
アーティストによっては。
でも僕は35年くらいやってきて、
そんなこと考えたことなかった。
止まったことがないんですよ。
でもね、ふと思ったんです。
このへんでちょっとあたりを見てもいいんじやない?って。


あと、武道館(ライヴ)を100回やったというのも
自分のなかでひとつの節目になった。
だからこそちょっとあたりを見てみようって思えたんだよね。
でもね、そうやって少し止めたからこそ
今年に入ってやるべきことがはっきりしてきた。


結局、俺は音楽が好きでライヴが好きで、
それで十分なんだってわかったね。


正直、俺には音楽以外に何かないわけ?って
思ってた時期もあったよ。
音楽ってつまんないな、
飽きたなって患った時期もあった。


おまけに俺は周囲のことにあまり関心がないでしょ。
音楽もあんまり聴かないしさ。
もちろん、それが矢沢の良さでもある。


だから、あたりを見るっていっても
それは周囲のミュージック・シーンを見たいって意味じやなくて、
自分自身がいまどうなの?っていうのを確認したいってことだった。
でも結果としてそうやって少し止めたことが大きかったね」。


「もうひとつ大きかったのは、
サマー・フェスティヴァルに出たこと。
2006年にくROCK州JAPAN〉に出たんだけど、
あれが自分を大きく変えたね。


正直、それまで出たいなんて思ったことなかったよ。
矢沢が出るところじやないでしょ、
若い人が出るところでしょってね。
日本のミュージック・シーンなんて関係ないねって。
違和感があった。でも、違ったね。


音楽ってエイジ関係ない、
国境関係ないっていままで言ってきてたのに、
何で否定してたの?って思った。
実際出てみたらすごい反響だったの。


最初はく矢沢永吉なんて何で出すの?って思ったんだけど、
何気なく観てブッ飛びました!〉
くこのパワーはどこから出るの?って思いました〉
ってそんな反響ばかり。
で、こっちもすっかり味しめちゃってさ(芙)、
翌年も出ちゃったもんね、サマーフェス。」


「(親指を立てて)嬉しいねえ、そう言ってくれるの。
実際、今回のアルバムの曲は
ギターを手に取って何気なく弾いて生まれた曲ばがJなの。
最初はちょっと思ったよ、
矢沢のアルバムとしてこんなラフでいいの?ってね。
でも迷いはなかった。これが矢沢なんだからってね。


それにいまは音楽が楽しくて仕方がない。
俺、音楽があって本当に良かったって思うからね。
続けてきて良かったって心から思うよ。
だからいまは、ぜひ多くの人にいまのこの矢沢を見てほしいね」。



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