サウンド・ミュージアム 2 矢沢永吉 ニューアルバム | 矢沢永吉激論ブログ

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ドーム終わってから2ヶ月で29公演のツアー
俺は不器用な男だなと思ってました
女性は歳を取ってからはつるむんです
男は歳を取ると一人になっていく
趣味をポツンとやってるとか
これは間違ってないと思う


不器用だけどひとつだけこれってのがあるのはありがたいことだ
もっと他に打ち込めるものがないのかと思った
ピカッと光るものがないのかよ
でも僕には歌がある。
僕にはメロディ書く気持ちがある
ライブができる
これ最高だなと
これトコトンやろうみたいな
これ一個あるだけで宝だなみたいなことが止めてみてはっきりしました


矢沢さん今年還暦なんですよね?
還暦大いに結構じゃない
その還暦の歳にニューアルバム
直球ストライクど真ん中のサウンド作っちゃうんですよ
タイトルはロックンロールですよ
あえてタイトルもロックンロールと言いたかったですね


リスナーの方がアルバムを手にしたら
永ちゃん決めたのかなとか気持ちも新たに真っ直ぐにタイトルつけてって思うでしょ
そんなんじゃない
タイトルは実は後からついた
曲もミックスダウンすべて終わってさてタイトルどうしようか
ロックンロール以外あるまいみたいな


タイトルは後からつけたけどコンセプトははっきりしてました
どういうアルバムつくろうか
丸3年ニューアルバム出してませんでしたから
なぜ出してなかったかと言ったら
むしろ出したくなかったというのが正しい


4-5年前からリスナーってどういうところで音を聴いてるのかなというところで

壁にぶち当たった時期があった

作り手はいつも音を探る
モードは何だとか


ロックバンドやる、ロック歌手やるきっかけは

だいたい海の向こうの洋楽あたりにはまって

エアロがどうしたストーンズがどうしたミックがどうした

カッコいいなやっぱりってことでアメリカだイギリスだとそこから入っていく
いまでこそジャパニーズロックスタイルとか言ってるがきっかけは洋楽


僕なんか誰よりも早くアメリカ行ったりイギリス行ったり

向こうの連中たちとクロスオーバーしたりやりまくったり
エンジニアの世界的なやつがいたら門叩いて

ミックスダウンしてくれとかやったんですよ

世界的なギタリストだドラムスだとエキサイティングしましたよ


ぐるっと回って来た時、今から5年くらいの頃
ちょっと待てよ、俺たち作り手はこだわるとか

洋楽から入ったとか入らないとか世界的レベルってどんなもんだとか言うけど

リスナーってそんな感じで聴いてないじゃないですか
もっとシンプルですよね

もっと楽曲をストーンとど真ん中で捕らえたいし

誰々が弾いたとか2~3くらいだよね
むしろ詩がいいとかこの曲の永ちゃんの声がいいとか

メロディがアレンジが隙間があってシンプルでストンと来るよねとかそんなもんでしょ


作り手と聴き手の差みたいなものが壁としてぶつかった
キザに言えばこだわってきたからそういうことも分かったのかもしれない

結果的に言うとぐるっと回って元に戻ったような感じ

洋楽だ、海の向こうだと言う前の状態に戻ったと言っても過言じゃない
洋楽も結構だけど矢沢の中に流れてる矢沢自身が歴然としてそれをファンは待ってる



SOMEBODY'S NIGHT


トラベリン・バス


YES MY LOVE



矢沢永吉