大前研一ライブ/2005年7月17日号 | 矢沢永吉激論ブログ

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*ユニクロ/柳井会長が8月期末に社長復帰。
大型ヒット商品なく業績頭打ち、柳井氏のもと事業見直し
柳井さんの判断は評価は難しい
昔も松下幸之助さんや川上源一さんも引退後に復帰することがあった
次の後継者選びが最も難しいでしょう
玉塚さんは引く手あまたでしょう。
ユニクロは業績悪くはない
3800億円の売り上げに対して10%の純利益がある
フリースのブレイクの時と同じ感覚で考えるべきではないでしょう
玉塚さん以外の人材は取締役副社長の堂前宣夫さん
彼はマッキンゼーですが評価についてはノーコメント
柳井さんの考え方は社長への要求が大きいので彼を満足させるのは難しい
ダイエー中内さんもそうだった
今後は持ち株会社になる方向のようです

*日本マクドナルド/収益減少で値上げを発表、新セットメニューも追加。
来客数増加も利益急減で低価格戦略を見直し
値段をいじるべきではない
消費者を混乱させる
藤田田さんの時にもその話はした
マクドナルドの競争相手はモスバーガーではなくコンビニの弁当だと考えるべき
心理的に悪影響を与える

*NTTグループ/公衆無線LANサービスのインフラ統合へ基地局も2倍に増加。
「ライブドア」など新規参入組との競争に備える
NTTは競争にさらされないと何もやらないところですね。
大前さんはもともと分割はすべきでないと言っていた。



*カゴメ/中国で野菜飲料を06年春に製造販売。
「康師傅グループ」と共同出資し製造販売会社を設立
日本と違って自販機での営業は中国、アメリカでは無理でしょう
カゴメも吹っ切れたのか?
国産にいままでこだわっていたが卒業されたんではないか
日本に長居しすぎると世界化に遅れる 

*人民元改革/スノー米国財務長官が人民元改革は中国の判断とコメント。
香港株式市場(ハンセン指数)は連日で年初来高値を更新
米中で密約があったのではないか
ハンセン指数は別
50年間ハードカレンシー(ドル)と固定リンクすることになっている
人民元が上がって香港ドルが下がる読みではないか
中国から香港にカネが来る

ニュースウィークでは中国の銀行の不良債権は膨大な額があるのではないかと言われている
北京政府は11%
S&Pは40%?

*フェデックス/中国・広州にアジアのハブ空港建設へ。
投資総額1億5千万ドルで08年12月の開業めざす
フェデックスの拠点は今まではフィリピンのスービックだった
上海でも香港でもない広州だと考えてる
中国経済はアジア全体を考えないといけない
大前さんは九州の佐賀、北九州にも呼べるかと期待してたが日本企業や政府は積極的ではない
フェデックスは逃がしたが後は、UPS、DHLが残っているので期待しましょう

*韓国サムスン電子/4-6月期決算で純利益は前年同期比46%減の1兆6900億ウォンに。
半導体の価格下落、新工場稼動などが影響
サムスンの時価総額は韓国全体の3割~5割
勢いが衰えてくると韓国にとってまずいでしょう

*放送改革/規制改革・民間開放推進会議にて放送業界の見直しを提言。
NHKと民放の二元体制を検討
NHKの有料化を提言してます
いい提言です。
NHKが支持されてるかどうかはっきりする

*産地偽装事件/河口湖特産真珠が実は茨城産と富士河口湖ふるさと振興財団が認める
日本全国で行われてることです
いまさら何もいうことはありません
バカバカしいです
真珠の品質くらい自分で判断できるようになってください

*観光系学部/観光が付く学部学科を21大学で設置。
観光地開発の手順、経済効果など学ぶ
観光は世界最最大の産業です
学問としてはスイスが強いです

*6者協議/北朝鮮の核開発問題で日米韓の6者協議の対処方針を協議
日本の外交はマスコミのせいもあるがレベルが低すぎ
ロシア=北方領土しか言わないのはどういうことか

*台湾情勢/馬英九・台北市長が大差で勝利。
連戦主席の後任選びで約104万人の党員による直接選挙が開票
馬英九さんは圧倒的に強い
どこに行っても勝てる
甘いマスクで演説が上手い
外省人ですが強い
陳水偏さんは危機感持ってるようです
台湾のケネディでしょう

*CIA情報漏洩疑惑/ローブ大統領次席補佐官が情報源とタイム記者が大陪審で証言
ブッシュ政権にとっては最大の危機
ウォーターゲート以上のインパクトではないか
サダム・フセインがアフリカからウランを購入したという発言に端を発している
ガボン大使ウィルソンの妻がCIA工作員だという報道。
守秘義務があるため違反した場合は法廷で裁かれることになる

<Realtime on-line case study
もしも私が「ソニーの中鉢社長」だったら>
ソニーも問題はまず株価

売り上げ構成は
67% エレクトロニクス
10% 映画
10% ゲーム
8% 金融
ハワードストリンガーは映画部門
久多良木さんはゲーム部門

20年前にコンテンツに進出
DATとMDの方向性で迷走した
日本勢はDATに行きたかったがアメリカはCD路線を主張
ソフトが欲しいので買収を行ったが失敗を重ねた

ストリンガーはハードウェアは得意ではない
これからはブロードバンドだからソフトのパッケージを持っていてもアドバンテージにはならない
iPodのようにあらゆるソフトと等距離を置いた方がいい

会社として1個にまとまることが必要だが今のところできそうにない
人材がいない
現状は商品別に事業部が分かれているがこれは間違い
顧客のニーズから考えると例えばリビングルーム、例えば商店と担当を分ける
ハードウェアの統合を考える
事業の再編を考えるべき
製造はEMSにやらせてもいい
ユーザー側から見た再編をすべきです