以前にnegiccoを紹介したとき、あとはきっかけだけ、と書いた。
そのきっかけを掴むことが難しいんだけど、実際にこのグループに足りないものは、本当にそれだけ。
グループの実力も、熱心だけど厄介ではないファンも、音楽の製作陣の誠実さも揃っている。

昼間のステージは、今での活動を振り返るという意味合いが強く、ファンでない僕には退屈な時間もあった。
しかし、夜のステージは良かった。
あくまでも明るい雰囲気ステージなので、わかりづらいのけれど、凄いパフォーマンスを見せていた。

あれは確かに、negiccoにしかできないステージだと思う。

僕はPerfumeファンだから、Perfumeを例えに使わせてもらう。
Perfumeは、売れない時間が長かったとは
いえ、経歴はエリートだ。
地方のタレントスクールの同僚たちとのレースを勝ち抜き、アミューズという業界屈指のマネージメント会社に所属している。
パフォーマンスについても、自信が揺らぐことは無かっただろう。
だから、今でもPerfumeのステージには、自分達以外の全ての人間をパフォーマンスで圧倒してやろうというプライドがかいまみえる時がある。
その時、彼女たちは孤独だ。
誰も、ミキコさんでさえ、その時のPerfumeには触れることができない。

negiccoは、たぶん違う。
彼女たちの基盤は、Perfumeよりは脆弱だったのではないか。
自分たちの内側だけを見てしまうと、その瞬間無防備になって彼女たちを守るものがない。
あっても、彼女たちと同様に脆弱だろう。

だからnegiccoは、Perfumeとは違った意味で、ファンに寄り添う。
普通の人間同士として。

negiccoのステージは、だからとても明るい。
その明るさに、negiccoの凄みはあるのだと思った。

僕は、夜のステージを観ながらノリノリでした。
今夜はカプセルホテル泊まりで、パソコンがないので、詳しいレポは、いずれまた。




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