もちろん、演出についてもセットリストについても書かないのでご安心を。
初日の感想としては上々である、ということです。
一万人以上の収容人数を持つ大会場でのライブスタイルは、初めてのはずの武道館でほぼ完成していて、今回の代々木はそのアップグレードバージョンである、と言えるんじゃないか、と思います。
武道館スタイルだけではなく、バリエーションを加えることだって出来るんだよ、という感じでしょうか。
三人のパフォーマンスは安定しています。
細かい約束事に縛られていて、動作の移動が不自然、それゆえに生じる独特の身体の線を利用して女性らしさを描き出し、全体としてはとてもスムーズで軽やかな動きに見える。
誰にでも出来そうで、でもPerfumeと同じレベルでは誰にも出来ない(MIKIKOさんの言うドンッ、をMIKIKOさんの狙い通りのドンッで表現できるのは彼女たちだけだから)振り付けは、セマイドル時代と現在とでは微妙にニュアンスが違ってきています。
セマイドル時代、少人数でのライブ、イベント会場でのパフォーマンスを体操の規定演技、とするならば、現在の大会場におけるパフォーマンスは自由演技。
会場の雰囲気に乗り気になった彼女たちが多少約束事をぼやかしてしまっても、それ以上の大技がポイントを稼ぎ出します。
広いステージを移動しながら見せる彼女たちの身体の動きの自由なこと。
そして、その自由な身体の動きにさえ、三人三様の個性が溢れていることと言ったら!
本日ライブをご覧になった方はご覧になったとおり、明日ご覧になれる方は期待が裏切られることはないでしょう。
何と言ってもファンの目から見たライブの様子であり、全体の評価ですから視線に甘さが混じるのは致し方ないことなのですが、これだけは確かなこととして断言できます。
Perfumeは戻ってきました。
彼女たち本来の居場所、ライブステージへ。
堂々のパフォーマンスと、セットリストとともに。
今日より明日が善い日となることを信じて。
おやすみなさいと頑張れ、DJ留宇 ▽・w・▽ノ