だめだなぁ。柳沢大臣。そして、だめだなぁ。ダメ三野党。
松江市での自民党県議の後援会の集会での「15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているら、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと述べた件。確かに正しいことを言っている(比喩が適当という意味ではなく、出産可能な年齢の女性の人口自体が減っていて、出生率を上げようと思えば、一人あたりの出産数を増やしてもらうしかない、という事実)んだけど、デリカシーがない。
大臣にもなれば、くだらん言いがかりをするマスコミや野党の存在を考え、もう少し言葉を選べばいいものを。あんた、大臣の器じゃないよ。
一方で、野党も情けない。辞任要求で審議拒否?ハア?
仕事をしろよ、仕事を。
例えば、少子化問題について、どういう政策を採れば、出産可能な女性達が「一人あたり出産数」を向上させたくなるのか、また、たくさん生みたい女性に対して、それを妨げる状況を解消する政策を考えて議論するのがあんたらの仕事だろ。
それを、くだらん大臣の身内相手の発言の揚げ足取りをして、何の意味がある?
事務所経費の問題にしてもそう。領収書がどうとか言う位なら、全部、議員の歳費(給料)として支給すればいいじゃない。
誰も、給料の使い道について、いちいち領収書がどうとか言わないだろ?
事務所経費を適正に処理したかどうかに気を配るよりも、本当の「政治」(=他の政治家の揚げ足取りをして満足するような政治ではなく)をしてもらいたい。
ついでだから、少子化対策について、思いつく政策を列挙する。
1.金銭的な優遇措置
1)税制面での優遇
・フランスの制度を参考に。低所得者層だけでなく、高給取りにだって動機付けが必要だ。
2)育児に対する補助金の支給
・1)の制度設計がしっかりしていれば不要。
2.「生みたい」女性の支援
1)夫世代の残業の抑制・単身赴任の解消
・夫にも余裕がなくちゃ。
2)産婦人科医療の充実
・医師不足の解消
3)不妊治療費・出産費用の補助
・前者は100万円コース。後者は30~50万円コース。補助がなくちゃ。
3.「育てる」ことへの支援
1)保育園・幼稚園の充実
・待機児童?そんな言葉がある間は、子供を増やせるはずがない。
2)育児代行サービス
・核家族では、育児に対する母親の負担が大きすぎる。一時的な代行(シッター等)に対する補助が必要。
3)奨学金制度の充実
・生涯でかかる子育て費用の見通しを立てる必要があるよね。