ウィニー開発者へ、京都地裁が有罪判決を出したそうな。


 だめだね~。最近、地裁レベルの判事は馬鹿が多すぎる。


 「利用者の多くが著作権を侵害することを、明確に認識、認容しながら公開を継続した。著作権法違反のデータの流通の原因を作ったこと」が有罪の論拠だそうな。


 こんな論拠が正しいとするなら、これはどうだ。


 「利用者の多くが交通事故の加害者となる可能性があることを、明確に認識、認容しながら道路を開通させた。年間1万人以上の死傷者発生の原因を作った」から、国土交通大臣をはじめとする道路管理者は全て有罪なのか?


 「利用者の多くが指を切るなどの怪我の原因を作るとともに、犯罪者が脅迫や他人を殺傷する目的で使用する可能性があることを、明確に認識、認容しながら包丁の販売を継続した。怪我や殺傷事件の原因を作った」なら、全ての包丁製造メーカーは有罪だよね?


 少子化が急速に進み、青年層の学力低下・思考能力低下が目を覆うばかりの日本が、世界と渡り合っていくために必要な道「技術立国」を否定し、いたずらに著作権法違反を重要視する、愚かな判決だ。


 それなら、明らかにダビングを目的とした、カセットプレーヤーを2機備えたラジカセを販売していた電機メーカーはどうなる?(すでに時効だろうけど)


 現在の裁判制度では無理なのかも知れないが、せめて「執行猶予つき有罪。ただし、執行猶予期間中にウィニーを著作権法違反のデータが流通できないような改良をすれば有罪判決そのものを取り消す」位の判決をすべきだったのでは。


 金子被告は控訴するということなので、高裁は是非しっかりとした判決を出してもらいたい。