以前の記事の 「 ビートルズ(ジョージの甘い声)」 で
ジョージの曲を別の角度から集めますと言いながら
もう、2ヶ月近く経とうとしておりました^^
前回の記事に出てこなかった曲で、ジョージのものと言えば
ビートルズファンの方ならお分かりでしょうが
インド楽器 を使ったものです。
ジョージがインド楽器に興味を持ったきっかけは
映画「Help!四人はアイドル」の撮影中にインドレストランでのシーンがあり
そこで シタール を演奏するインド人ミュージシャンを見たことのようです。
ジョージはインドのムンバイに渡り、ラビ・シャンカールのもとで
およそ1ヶ月間 シタール の本格的な理論と演奏技術を学ぶとともに
そのために必要なヨガの修行まで行っていました。
ジョージは後にこのときのことを
「初めてビートルズから自由になれた気分だった」と話していますが
ジョンとポールの前に自分の曲を出して行くことが難しい中で
オリジナリティのあるものを打ち出して行きたかったのではと
思ったりしたものです。
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の中で
唯一のジョージの曲です。
タブラ (太鼓)・ディルルパ (弓で弾く弦楽器)
シタール (指で弾く弦楽器)・インド式ハーモニウム (オルガン)
4つものインド楽器が使われています。
レコーディングはジョージのみで行われました。
( Within You Without You)
『リボルバー』に収録され、これも タブラ、シタール
ディルルパ、インド式ハーモニウム が使われています。
内容としては「人生はあっという間だから早いうちに愛し合おう」
ということだそうですよ。
「メイク・ラブ」などの単語も出てきます^^
(Love You To)
B面ですが、初めてシングル盤でリリースされたジョージの曲です。
ジョンとポールはそろってこの曲を「美しい曲」と絶賛したそうです。
ただし、外部のミュージシャンによるレコーディングで
ビートルズの他のメンバーは演奏していません。
(The Inner Light)
これはジョージの曲じゃないので、どうしようか迷いましたが
やはり、ビートルズが 初めてインド楽器を取り入れた曲 として有名ですので
仲間に入れました。
レノン=マッカートニーの作品ですが、ジョージが シタール を弾いています。
(Norwegian Wood)
数としてはそんなに多くはないのですが
ジョージが作ったこれらの曲は
ビートルズの曲の多様性に大きく貢献していると思います。