花粉症と果物アレルギーの関係!? | アレルギーで家族をつなぐ~実践っ!岡夫婦の食物アレルギー体験レポート~

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岡夫婦が食物アレルギーについて、体当たりでレポートします!!

実践っ!岡夫婦の食物アレルギー体験レポート
written by パパ
※Facebookページ→食物アレルギー体験レポーター岡夫婦


台風の影響で、雨が続いて肌寒いくらいの残暑となっています。
寒暖の差が激しく、体調など崩しやすくなっていますので
ご注意ください。


さて、これから秋に向かって、美味しそうな果物が

並んできます。

岡パパは果物大好きなので、この時期はとても嬉しいのですが、
花粉症をお持ちの方で、

「果物を食べると口の中がイガイガする」といった
感じがする場合は
注意が必要です。
無自覚に果物アレルギー:口腔(こうくう)アレルギー症候群
なっていらっしゃるかもしれません。



日本の国民病とも言える花粉症
日本人の5人に1人は花粉症を持っているとも
言われています。

春先から梅雨前にかけて、スギ花粉などで
大変な想いをされていらっしゃる方も多いと思います。


では、なぜ花粉症の方で果物アレルギー:口腔アレルギー症候群も
発症する方がいらっしゃるのかというと、
花粉のアレルゲンの構造が、果物のアレルゲン構造と
約70%以上似ていると、アレルギー反応を起こすといわれています。

花粉症と食物アレルギー

(画像は日本経済新聞記事より)

ハンノキやシラカバが原因で花粉症になっている人は、

バラ科のリンゴやモモ、サクランボなどで
アレルギーが起きやすいと言われています。

同様に、イネ科のブタクサが原因で花粉症になっている人は、
ウリ科のメロンやスイカでアレルギーが起きやすいと言われています。

また、ゴムノキから採れるラテックス(天然ゴム)も
アレルギーの原因物質になります。
ゴムアレルギーの人の一部は、
熱帯地方の果物のバナナやアボカド、マンゴー、パパイアなどで
アレルギーを起こすことがあるようです。
ゴム中のたんぱく質とこれらの果物に含まれるたんぱく質の
構造が似ているため、アレルギーが引き起こされると言われています。


果物より少ないですが、
野菜でアレルギーを起こす方もいらっしゃいます。

トマトでアレルギーになる人は、
同じナス科のジャガイモ、セリ科のセロリやパセリなどでも
アレルギー症状が発症する可能性が高いようです。


一般に、花粉やゴムによって起きる果物アレルギー:口腔アレルギーは
症状が軽く済むことが多いと言われています。

口腔アレルギーを起こす果物のアレルゲンは熱に弱く、
多くの場合、加熱すれば食べることができるようです。


リンゴアップルパイやジャム、ジュースなどに加工すれば

口腔アレルギーの症状を発症せず、食べても口の中がイガイガする
といったことは起こらない場合があります。


もし、全身に反応が出る方は、
複数の臓器に急速に症状が現れて、
命に関わる重症の
「アナフィラキシーショック」
になる例もあるようです。


果物を食べて口の中などに違和感を感じる人は、
一度、病院で検査を受けてみても良いかもしれません。


スーパーなどで購入することのできる食品の
原材料表示では、特定原材料に準じる20品目に
キウイフルーツ、モモ、ヤマイモ、リンゴ、バナナなどが
記載されていることもあります。

花粉症をお持ちの方で、果物を食べたときに違和感を
感じることがある方は、
食品を購入する前に原材料表示を確認することを
されてみると良いかもしれません。

情報掲載元:日本経済新聞はこちらから