壁はあまりにも高く…、しかし… | アートバカmumeの制作ノート

壁はあまりにも高く…、しかし…


アートバカmumeのブログ

My sweet cat 2009 25×18


村上春樹氏のエルサレム賞でのスピーチは、話題になりましたね。
ぐっときましたね。

トリコさんの「コトリノート」より、トリコさんの和訳文を紹介させていただきます。

ディアレスト村上春樹

私たちは皆人間であり、個人であり、壊れやすい卵です。
壁に向き合ってみたとき、それがあまりに高く、暗く、冷たすぎるため、希望はひとつもないように思えます。
その壁と戦うために、私たちは優しさや強さのようなものに向けて、魂をひとつにしなければなりません。
私たちは、制度に操られるようなことをしてはいけません。自分が何物であるかを、制度によって作り上げられるようなことをしてはいけません。

制度が我々をではなく、我々こそがその制度を創造したのですから。

トリコさん、ご協力ありがとうございました。

「ノルウェイの森」
「ダンスダンスダンス」「ねじまき鳥クロニクル」
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」

「パン屋襲撃(短編)」あとなに読んだっけ。
忘れました。
以前にも、記事にしましたが

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド 」が一番印象に残っています。
「ノルウェイの森」は、ボブ・デュランの「風に吹かれて」が聴こえてきそうです。

でも、どの小説の中だか忘れましたが、ポリスの曲をくだらないと主人公が言うので、
「なんで?なんでなんで???」

と、一時、村上春樹離れになった単純なアートバカ。
これらの小説を読んで、いったいぜんたい、何を感じとっていたのでしょう?若かりし頃のアートバカ。
もう一回読み直した方が良さそうですね。