退屈な繰り返し | アートバカmumeの制作ノート

退屈な繰り返し




                            Reborn 2008 ハガキサイズ




ラジオで聞いた、ある冒険家のお話ですが・・・。


南米の広くて長い川を数ヶ月かけて下るのですが、今日も次の日も来る日も来る日も、同じ景色、

舟をこぐだけの同じ作業、何のできごとも無い。

幅の広い、泥で濁った茶色の川。


昨日も同じ、その前も同じ、今日も明日も・・・。

夜が来て朝が来て、カレンダーに日付を記すこともわからなくなり、オールで船をこぐ気も無くなる。


耐え難い退屈に、二人での旅行でなんとかしのげることはできたけれど、一人では命を落とす人さえいるらしいとのこと。


なにもすることもなく時間をもてあます場合。

単調な作業を繰り返さなければならない場合。

なんの報酬もない無意味と思われる雑用に追われて、本来の自分のしたいことができない場合。


退屈 ←参照 ウィキペディア(Wikipedia)より』

「芸術は感覚的刺激の新しいものを常に模索してきた。後進は先人の技術を継承し守り育てるが、それは似たような作品の単なる繰り返しとなりかねない。その結果、古いものは往々にして退屈と感じられるようになる。したがって、後進はそれを越える何かを探し、その積み重ねがその分野の枠を広げてきた。」ウィキペディア(Wikipedia)より引用。


退屈に耐える方法として、考え付くのは「思考を自由に働かせる」ことかな~。


なにもすることがない退屈などは、今のところ想像できませんが、


自分にとって無価値な作業での時間の拘束は苦痛ですなぁ・・・。

誰かのために役立つとかならいいけど。