かかる記事を見つけました。
http://blog.livedoor.jp/yukinokikuma/lite/archives/22534129.html
「地方・夜間法科大学院シンポジウム無事終了!!」
このシンポを開催された先生方におかれましてはお疲れ様でした。
感想を申しますと。
そもそも、法科大学院制度がなければいいだけの話なのではないかなあと。
そうすれば、社会人だって地方の人だって自由に勉強できるし、受けられます。
法科大学院は制度の問題であって、当分なくならないから、存在する前提での議論が必要である、といっても、夜間・地方ローの存廃も、結局は制度問題なので、働きかけの方向性は同じなのではないかなあ。
という、基本的な疑問が残りました。
あと、夜間・地方ローがあるから弁護士になれた、というけれど、そりゃその流れで弁護士になった人はそう云うでしょうけれど、逆に、法科大学院制度のせいで受験を断念した、最初から諦めた、という人のほうがずっと多いんじゃないでしょうか。ただしこちらは、世に出てこないので、数値化できませんが、これらの人たちを無視することは果たして正義なのかという、これもまた非常に強い
疑問が残りました。
福岡の給費制シンポでは、大学生のパネラーから、友人も次々と法科大学院進学自体を断念した、その理由の多くは経済的なものからというお話も出ました。
法科大学院制度が、こうした純真無垢で高い志を持った多くの人を排除している事実は、決して世の中のためにならないでしょう。
そして、法科大学院制度の存在を前提とした議論は、するにしても、決してこの事実を無視して無きものにしてはならないと強く思います。