空・風・火・水・土 ―森羅万象―-110710_072908.jpg


第一号が発行されたミニコミ・・・書きながら

40年

そんなに昔かと不安になり

「なまえのない新聞」のホームページをみたら

1972年に第一号が出ている。

やっぱり・・40年

すごい。

脱帽。


40年前

この新聞の存在を知った。


当時巷には「ミニコミ誌」がたくさんあった。

いわゆるカウンターカルチャーというやつ。

今は、サブカルチャーというのかしら。


もうきっとどれも残っていないんじゃないか。

いや、もしかしたら、あるのかもしれない。

わからない。

もしあったら見たいな。


「なまえの~」は

いったん、休刊していたが再刊し

今も、ある。

バリバリ現役。

隔月で発行している。


それもその姿勢が

当時と変わらない。

紙面の体裁は変わったが

きりりと一貫している。



発行人のapaさんは

その昔、吉祥寺近辺でよく見かけた。

長髪の紅顔の美少年だった。

当時住んでいた立川のわたしのうちにも

一度来たが

後年聞いたら覚えていなかった。


立川時代から数えて

20数年後

八丈島に移住したら

apaさんが島で新聞をつくっていた。


わたしも、ま、いろいろあって

「なまえのない新聞」のことを

忘れていたのだが

健在を知ってびっくりうれしかった。


本の紹介の記事など

書かせてもらい

郵送準備など手伝ったりした。


それから10年だ。

今、新聞は神戸でつくられている。


購読したりやめたりのわたしだが

5月からまた購読している。


5月号と7月号は「原発震災」特集。

「脱原発」を掲げて

びっしり文字がつまって読み応えがある。

びっしりの文字に書き手の気持ちが凝縮され

涙がでる。

この新聞は誠実だと思う。


だけどこればかりではいけないとも思う。


と思い

真ん中の心で

白紙の心でと

推進派の人の声を見聞きしても

すとんと腑に落ちてこない。

わからない。

だいたい誠実だと思えないよ。


てなわけで

「なまえのない新聞」読んでほしい。



今わたしを動かしているのは

はやりもの好きのミーハーだから、か。

脱原発の潮流に乗っていないとかっこ悪いから、か。


そうかもしれない。

40数年前と変わらない?


でもそれでいいんじゃないの。


うちの父の亡き後見つけた

日記に細かい達筆で

「Y(わたしの名前)のばかさ加減は

死ぬまで直らんだろう」。


とおちゃん

期待にそわせていただくね。



今日は相模原に

福島の酪農家のお話を

聞きに行きます。