九州に伝わる伝説の海流「死滅海流団」
玄海灘に超寒波が襲うとき、ソデイカがやってくる。
これは説明してきた。
そして、やってくるのはソデイカだけではない。
これは説明してこなかった。
僕はこれを「死滅海流団」と言っている。
死滅海流団に乗ってくるメンツは、 分かっているだけでも
メッキ、マダイ、ヒラマサ、 ソデイカ、ヤリイカ、
マイカ ウマズラ、カワハギ・・・・(不明魚)
俺の(故)師匠は、「キンメダイ」とまで言ったほどだ。
・・・・・・・それはさすがにと思ったが・・・w・・・・
玄海灘沖には、 大陸棚がありそことの水深200mという
直下型の 海底山脈が連なっており、 そこからの上昇海流の
影響が特に強くなると 沖からの使者がやってくる。
そこには寒波によってもたらされる海流の変化、
昔説明した「傾圧」ってのがもの凄く重要なウェイトを占める。
そして、それらがやってくると決まって、
アジ・メバルの反応が悪くなるか、 超良くなるかのどれかだ。
超良くなるのは、ベイトでイワシ系を運んできた場合のみ。
それ以外は、先ず姿すら現さなくなる。
ロープ際にプカプカとホバリングしていたメバルが
一匹ともいなくなるのだ。
こんな現象は瀬戸内ではお目にかかれないだろう。
もう一つ言えることは、沖からの「死滅海流団」は昼と夜とがあり、
昼の部では「ロウニンアジ」などのメッキ系だ。
しかも結構な良いサイズで出たりする。
カマスなんてのも40~50㎝前後混じるけど、
ほとんどが青カマスなので自慢にもならない。
カマスを死滅海流団に加えるかは不明であるが、
俺ならもっとデカイ奴を探す。
というのも、メバル・アジング歴20年ってのは、
そのまま九州の土地に立って20年を意味し、
俺のアジング・メバリングの歴史ってのは・・・
この死滅海流団の正体を突き止める。
そう言っても過言ではないからだ。
取り合えず、死滅海流団の獲物は
下の通り ロッドを久しぶりに満月にしてくれたぜ。
勿論、鍋にしてあげましたけどね。