自作キャロ18号 仕様および試作
※ここにあるデータは個人のものになります。
無断で商用販売することを禁じます。
※自作キャロ18号はカポコンによって製造された完全オーダーメイドです。
※自作キャロ18号は、完全実力思考キャロです。
※自作キャロ18号は、営利目的ではなく「最強」とは何か?を鍛錬して作ったライトゲームの核兵器です。
<仕様>
・沈降速度:1m沈むのに約7秒
・ウェイト:(重身部)2.3g+(浮力部)1.1g= 3.4g
・パイプ:硬質チューブ・熱収縮チューブ・使い捨てPE0.3号を硬質チューブの周りにぐるぐる巻く
<重心体データ>
・ウェイト:0.4g タングステン*3+鉛板 1.0g(左右)
<浮心体データ>
・木材データ
├桐:気乾比重:0.19-0.30 (主にパイプ周りに施工)
├真樺:気乾比重:0.50-0.69(主に重身体のサイドに施工)
└桑:気乾比重:0.62(重心体と浮心体の垂線に施工)
その他:発泡スチロールも一部衝撃吸収剤として適用
製造工程:特殊技術のため極秘
外皮:特殊素材および特殊技術により施工のため極秘
<機能性>
・スーパースローフォール:
超低速での沈降です。激流でも一定姿勢を保てるように工夫を凝らしました。
・ボトムスタンド:
ボトムでT字を描くようにスタンド状態で着底します。
起伏の激しいところで根がかりを防止します。
<問題点>
・JHは0.25gとの愛称は良いがそれ以上のグラム数とは最悪になりがち
・ライン抵抗は、Mキャロと比較できんぐらい無いが、それでもまだまだ改善できる余地があった
・風による飛行では若干の不安がある
・飛距離は50mは飛ぶがロッドとのバランスでは性能低下もある
・本キャロはアジングよりもメバリング向けでノーシンカーフックとの愛称が最適である
・ライントラブルは特殊な投げ方をマスターすることで回避可能。
・質素なカラーとなったが前方部分にはアプローチカラーを採用しても良かった。
<問題点に対する釣果制限>
・スレを防止するため、ファイト中の動揺を発泡スチロールの特殊構造で衝撃を緩和。
群れに対してのスレを最小限に防止。
・PE使用では風対策が重要なキーを持つ。今後は、ディープ版も必要と思われ。
・ライントラブル防止のためのキャスティングはマニアックなので初心者には向かないと思われる。
・リーダー長は長いほど優利。
<各種動画分析>
・沈降動画
(分析と解釈)
はじめはゆっくりと沈み、そのままボトムまでブレることなく真っ直ぐと降下。
そのままボトムではスタンド状態となる。このため、ノーシンカータイプの場合は、
完全に根がかりを回避したまま起伏の激しい磯などで絶大な効果が期待できる。
これは大型メバルに対して強いアプローチを備えていることを意味する。
・着水動画1
(分析と解釈)
着水音が小さいのは、空中で落下態勢に入ると姿勢変換を行うことに由来する。Mキャロの場合、腹から着水すると大きな水しぶきが立ち、頭から着水すると小さな水しぶきとなるが、私の作成した自作キャロは空中で完全に頭を向くように航空デザインを採用されている。ゆえに高飛距離&低着水音を常にキープできる。
・着水動画2
(分析と解釈)
頭落ちの動画、ご覧のとおり水滴が一適落ちたような着水音しか立っていない。実践だと横方向のスピードを殺すことでこれぐらいの着水音に調整することが可能。ナーバスなシーンでの数釣りでは必須のテクニック。
・着水動画3
(分析と解釈)
背中落ちの動画。空中で完全に姿勢変換できており、頭落ちとなっている事に注目。
<考察>
本キャロシステムの状態変化は次のように変化している。
・状態変化
飛行→着水→潜水
(解読)
キャロ角度は次のように変化する。
飛行状態では、モーメントは重心体が遠心力になり、背中落ちの姿勢の状態で飛ばされる。
上昇飛行では浮心体はマイナスの抵抗を持ち飛行のマイナス素因となる。
重心体は飛行にプラスの推進力を持ち。
マイナス抵抗<プラス推進力では、キャロは上昇する。
マイナス抵抗=プラス推進力では、キャロは頂点に達する。
マイナス抵抗>プラス推進力では、キャロは下降し、減速する。
落下運動は等加速度運動をとり、横方向のスピードにも影響を与える。
18号は、この辺が他のキャロと違って少し特殊である。
落下にともない、重心体は推進力に対して抵抗力を生み出す。
浮心体は、飛行状態を長くしようと働くため逆にプラスの推進力を生み出す。
浮心体により推進力が伸び、飛距離も伸びる現象を「ホップアップ」。
この現象は強風下で強く現れ、向かい風では18号は他のキャロより飛距離が著しく損なわれ、
追い風では他のキャロ以上に著しく飛距離が上昇する事がある。
着水状態では、重心体と浮心体は、頭落ち姿勢をとる。
これは運動学上、自分の足場が海面より高い位置にあることに起因している。
またこの状態を作れば、風などの影響で飛行姿勢が崩れることはよほどの暴風でない限り、
起こりにくい。
着水音が一番低い姿勢で着水する。この際のキャロ着水角度は270度でなる。
着水から潜水に入るまで、浮力体と重力体の関係で姿勢変換が行われる。
「腹落ち姿勢」とよぶ。キャロ潜水角度は180度である。
・姿勢変化
背中落ち姿勢→頭落ち姿勢→腹落ち姿勢
※時系別
・キャロ角度変化
360度→270度→180度
※時系別
<流体力学的考察>
本来、人体は液体と気体の集合体である。しかし、多くの書籍は人体を固体とみなしている。
これは人体を固体とみなした方が、客観的にも主観的にも理解を得やすいからである。
しかし、人体や自然生物の進化のソースは気体と液体から始まっている事は無視はできない。
つまり、あらゆる森羅万象を説明する際には固体よりも液体、気体の変化を説明する方が、
説得力があるのである。されど、人類は液体や固体の本質を未だに理解していない。
by KaPoKoN
・<飛行抵抗>
抵抗勢力:向かい風・(寒気)・糸・浮心体(上昇時)・重心体(下降時)・竿(ガイド)・リール・音波
推進勢力:追い風・空気(暖気)・糸(最大テンション時)・浮心体(下降時)・重心体(上昇時)・竿(最大テンション時)
・<着水考察>
造波抵抗:波の凹凸によっては着水時の抵抗。もともと18号は暴風下 仕様ではない。
・<潜水考察>
粘性抵抗:リトリーブの抵抗量。先端部分のカッティング施行で減少済
陰性抵抗:通過後の抵抗は、厚みが0.3mmのためほぼ無し!
<着水音減少>
イメージ:腹落ち姿勢から頭落ちへの空中での姿勢変換および頭落ち姿勢での着水音減少シーン
<ボトムスタンディング機能>
ボトム上で完全にT字を描いた着底を見せるバランスの良さ、起伏の激しい磯での実釣も視野に入れているため。1年前の技術だが、当時はメンバーから画期的と称されたんだけど・・・
<特殊技術のまとめ:18号編>
・スタンドON: 考案者:カポコン
ボトムまで着底するのを待つこと。30秒ほどかかることもww。
・スタンドイリュージョン:
スタンドON状態から、ロッドワークを駆使してワームにふわふわとしたアクションを施すこと。着底までに時間がかかる。
・テンションON:
テンションフォール時、キャロ18号は90度姿勢で沈む。つまり、平行姿勢がとりやすいことを意味する。
・スタンドON→シャクリ→テンションON×n
いわゆるボトムポンパという奴だが、コイツの場合は他のキャロと違って2秒間で30センチほどしか沈まない事に注目したい。
その分、フォール状態での魚へのアピールが強い。他のキャロではバイトに持ち込めないがコイツに変えた瞬間にバイト復活したケースも多々。
・モンキーターン
障害物周り、テトラ帯で必須テクニック。
激流ゾーン化でテンションをかけるとキャロ18号は沈降停止する。しかし、その後にテンションをフリーにするとテンション方向へ方向転換を見せる。
これを利用し、高速巻きをするとモンキーターンのように急旋回をする。マスターするにはかなりの練習が必要。
・アローキャスト
キャスト時にキャロとJHの動き、風による影響を読み、横への遠心力を利用したキャスト方法。
着水時にはテンションを張る。
ライントラブルを防ぐだけのネタ。
テクニックではないけど、練習は必要。
後は実釣を交えて全体的なキャロ評価とします。
結果が出せねば飾りでしか無いですからね。
17号と16号とで性能を比較しております。
18号はバランスの取れたタイプですが、
16号の方が個人的には好きですね。
こんな感じで輪廻の沼のチーム「沼」では、
完全実力主義のキャロを製造しております。
では、簡単な自己紹介とさせてください。
すぐ眠ります、眠たいです。おやすみなさいw