皆様、こんにちは。国際イメージコンサルタントのAkiko TAKATAです。
最近、つくづく日本は国際化が進んだなぁと感じます。
私は企業研修や学校での講義をすることがあるのですが、企業でも学校でも外国人の受講者数が増えてきています。
そこで感じるのが、日本人と外国人との反応の大きさとスピードの違いです。
まず初めに、「あの受講生はやけに反応が良いなぁ。」と思うと、それはたいてい外国人なのです。
彼らは全身を使って講義や研修を聞いています。つまり、いちいち大きく反応してくれるのです。
聞いている時さえ、受け身ではないのです。
アジア系の受講者だと一見日本人と区別がつかないのですが、この反応の良さはもしや!と思いお名前を確認すると、やはり日本人ではなかったということが良くあります・・・・・・。
また、私が「これについては、皆さんどう思いますか?」と言った問いかけをすると、日本人だけの受講者のクラスは、たいていまずは黙って周りの様子を伺っています。
そして、一瞬シーンという間があって、その後周囲を見渡し、状況によって正解を知っていれば答えてくれる人が数人居たりするのですが、答えもあいまいで分からない場合には、まず誰も答えてくれないケースがほとんどです。
そして指名をして、ようやく自信なさげに答えてくれるというパターン。
そんな中、外国人留学生などが居ると、「シーン」という間ができる前、というより私が質問をし終わるか終らないかくらいで外国人の受講者が口を開きます。
彼らは、私が質問した通り「正解」ではなく「思ったこと」を躊躇せずに発表します。
時には(というか半分くらい)間違っていたりもするのですが、そこでも迷うことなく自信を持って、私の投げかけた質問に対して自分の意見を持ち、それを表現するのです。
時には反応が早すぎて、ちょっと皆が考える時間を与えてくれ!と思うくらい早いこともありますが。笑
というわけで、自己アピール力というのか、存在感というか、とにかくインパクト大!
誰よりも先に、その方達の名前と顔が一致してしまいます。
これが、数十人の日本人に対して数人の外国人でおきているわけですから、逆の比率になってこの状況たとしたら日本人の存在感は相当薄いでしょうね・・・・・・・。
とはいえ、私も集団の中で周囲を気にせず真っ先に意見を飛ばすというタイプではないのですが、「意見を持ち表現をする」という点に関しては、常に大事にしたいと思っています。
多分、私の友人や同僚などは大きくうなずきながら読んでいるはず。笑
人の考えに合う合わないはあっても、人の考えに正解不正解はないというのが私の考えです。
ですから、相手が誰であってもどんな状況でも、自分が感じていることは口に出して伝えてみる。
ダメならそれであきらめるけれども、まずは私の希望や意見を相手にハッキリと伝えるというのが私の基本姿勢でもあります。
私達日本人が受けて来た教育は、とにかく考えるよりも覚える方式だったので、特に講義という場面で「自分の考え」について述べるという思考がないのだろうと思います。
ですが、自分で「自分の考え」を感じる自覚するということはとても大切なこと。
というわけで、私は受講者の方に「正解不正解はないので、どう思うか考えてみて。自分の感じること思ったことを答えてくれれば良い。」と講義中に何度も何度も言いながら講義を進めるようにしています。
イメージコンサルタントとして、引き続き内面外面ともに「表現すること」の大切さをお伝えしていきたいと思います。