前回の続きです。
北浜レトロを出て 中之島公会堂見学ツアーへ行きました。
バラ園を下に見ながら橋を渡り 公会堂へ・・・・。
天気も良く 暖かく とても気持ち良く歩けました。
玄関には すでに沢山の人が待っていて 時間になると
係員の人が 中へ入れてくれました。
ツアースタートです。
大阪市中央公会堂は国指定重要文化財に指定されています。
明治42年(1909年)に建てられたそうです。
まず最初に大集会室に入りました。
ここはコンサートや講演会などが催されています。
舞台からの景色です。壁の彫刻から天井のシャンデリア、
何もかもがゴージャスでした。
次に 見せてもらったところは 小会議室。
この部屋は女性用の食堂として使われていた場所で壁や
ステンドグラスなどいたるところにフルーツが描かれていました。
こちらは 当時のまま残っているエレベーターです。
現在は使われていません。中には大きなハンドルのような
ものがついていました。
あれをクルクル回せば上下するのかな・・・・?などと
想像しながら こちらは外からの見学のみでした。
次は中集会室です。
ピアノリサイタル、研修会などに使われているそうです。
床は当時の床の上に新しく張りなおしをしていましたが 一部
ガラス越しに当時の床を見ることができる場所が半畳ほどありました。
ここは男性用の食堂として利用されていたそうで
壁やステンドグラスは旬の食材が描かれていました。
筍とかくりとか魚とか・・・・。
建物は洋風なのに実はとっても和テイストでおもしろかったです。
そして 最後は特別室。
めちゃめちゃ豪華でした。
描かれている絵は『日本書紀』からで ちなみにこの絵の方は
「工業の神 太玉命(フトタマノミコト)」だそうです。
反対側には「商業の神 素さ鳴尊(スサノオノミコト)」が
描かれていました。
天井にも『日本書紀』の中から描かれていて
とっても和テイストですよね~。
ちなみに上の写真の天井のちょっと下の半円部分に描かれている
絵は 仁徳天皇が民が平和に暮らしている様子を川の向こうから
眺めて安堵しているところだそうです。
いやはや。。。深いですね~~。
この部屋のもう一つの見所はステンドグラスです。
大阪市の市標『みおつくし』がデザインされていて
このステンドグラスのすごいところは この部屋の絵が
日に焼けないように凸レンズがはめられていて 光を
乱反射させるようにしているそうなんです。
装飾や建具など 今ではそれを作る職人さんはおられない
ようで とても貴重な建物なんだなぁ・・・と 。
いつも外からは何気に眺めていた場所ですが
初めて中を見学できて 良かったです。
現在も 色んな催し物がここで開かれているし
ファッション雑誌の撮影にも良く利用されているそうです。
あっと言う間の公会堂見学ツアーでしたが
大正時代にタイムスリップしたような ちょっと素敵な時間でした。
なんだか 今回は 『○○不思議発見!』のミステリーツアー
みたいになってしまいましたネ( ´艸`)。
皆様お付き合いありがとうございました。(^-^)ノ~~