ホテル急拡大で来期は5割成長、ビーロット(3452)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3452】ビーロット(東証マ) ---

現在値 1,490円/100株 PER11.0 PBR2.04 12月無配 株主優待なし

不動産投資業。オフィスビル・マンション等を価値向上させて売却。
配当基準は12月末ですが、現時点では無配予想となっております。
ビーロットは株主優待制度を導入しておりません。

業績を確認していきます。
■2012年12月期 売上高 13.3億円、経常利益 0.8億円 EPS 31.1円  
■2013年12月期 売上高 22.3億円、経常利益 1.8億円 EPS 69.0円  
■2014年12月期 売上高 37.0億円、経常利益 2.9億円 EPS 81.2円
■2015年12月期 売上高 69.5億円、経常利益 6.5億円 EPS 112円
■2016年12月期 売上高 113億円、経常利益 7.4億円 EPS 123円 ce
■2017年12月期 売上高 123億円、経常利益 11.0億円 EPS 180円 c中計
□2016年6月中間 売上高 38.0億円、経常利益 2.0億円 EPS 51.6円 ce

2015年12月期の売上高は前期比87.4%増の69.5億円、経常利益は同
122.1%増の6.5億円となり、売上・利益ともに過去最高となりました。
主力の不動産投資事業の売却件数は22→13件に減少したものの、1
件あたりの単価が3倍強になったため、セグメント売上が倍増しました。
香港企業への築地ホテル売却(約20億円)が大きく効いた模様です。

なお今2016年12月期の売上高は62.1%増の112億円、経常利益は13.2%
増の7.3億円と引き続き高い伸びを予想しています。不動産投資事業
の期初残高を34→60億円まで積み増すとともに、ストック型モデルで
あるマネジメント事業でのPM継続案件についても飛躍的に増加して
いるため、今期も攻守両輪での成長が期待されます。

また今般開示された2年中計では、来2017年12月期の売上高を123億円
経常利益は11億円を予想しています。相対的に金額が大きくなるホテル
案件を現在4物件仕掛けていますので、数値目標はかなり意欲的である
ものの、これらのイグジットにより十分に走破可能かと思われます。
(※資本異動 15年7月に公募増資/約10億円弱/36万株@2697円)

このホテル案件としては新大久保・新富町が既に名有りの開発型物件
となっているほか、直近では京都清水寺近辺でも仕込済の模様です。
これまでは高級カプセルホテル運営の「ファーストキャビン」と提携して
いましたが、今回は同業の「9 hours」とも提携を開始しており、提携先
のオペレーター拡大により、ホテル事業の急拡大が見えてきました。

特に当社は韓国のREITとも提携していることもあり、アジアの投資家
向けの出口を大量に確保しているのが強みです。先に述べたホテルの
売却はもとより、アジアの投資家に大人気の北海道・ニセコ地区での
コンドミニアム開発などもこれらの投資家層を強く意識した案件かと
思われますので、不動産業界の"インバウンド銘柄"の本命格として
の評価が可能かと思われます。

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