
【2178】トライステージ(東証マザーズ) 投資判断 Inline継続
現在値 1,928円/100株 PER35.8 PBR1.64 2月優待配当8月優待
テレビ通販企業に媒体選択や販促企画、コールセンター斡旋など。
配当金は期末一括の54円で、配当利回りは2.80%となります。
トライステージは株主優待制度を導入しており、単元株以上の株主に
クオカード1,000円分を2月8月の年2回進呈していますので、配当優待
利回りを算出した場合、約3.83%となります。なお5単元保有の場合は
クオカードが5,000円分となり、単元保有と同じ利回りが確保出来ます。
さっそく業績から確認していきます。
■2012年2月期 売上高 348億円、経常利益 19.8億円、EPS 153円
■2013年2月期 売上高 338億円、経常利益 5.0億円 、EPS 33.5円
■2014年2月期 売上高 360億円、経常利益 7.7億円 、EPS 50.4円
■2015年2月期 売上高 321億円、経常利益 9.3億円 、EPS 71.5円
■2016年2月期 売上高 348億円、経常利益 7.6億円、EPS 54.9円 ce
□2015年8月中 売上高 184億円、経常利益 5.6億円 、EPS 42.6円
2015年8月期中間期の売上高は前年同期比13.7%増の184億円、経常
利益は同36.9%増の5.6億円となり、売上から2桁の伸びを確保しました。
クライアントの新規開拓の寄与に加え、前期までに実施した営業プロ
セスの効率化が奏功し、期初計画も大きく上回って着地しました。
2016年2月期通期の売上高は前期比8.2%増の348億円、経常利益は同
▲18.0%減の7.6億円と減益予想を据え置いています。当社はMAによる
積極成長を志向しており、買収額は通常の場合営業利益には効いて
きませんが、その買収の受け皿としての人材採用やシステム投資等
を先行して実施していくため費用先行となります。ただ、好調な営業
状況を踏まえると会社側の減益予想はかなり保守的かと思われます。
また、今期を始期とする3ヵ年中計がスタートしており、3年後の2018年
2月期に売上高555億円(売上高CAGR20%)、営業益24億円(CAGR38%)
と 売上高段階から年率2割を超える飛躍的な成長を予想しています。
国内TV通販支援はまだ伸びているとはいえ成長業種ではないので、
基本的には前述のMAと海外展開でパイを広げる想定のようです。
以上、投資判断についてはInlineを継続とします。
業績好調ながら、足元ではバリュエーション訂正が一巡しています。
先月末、当社株式を2割強まで買い集めてきたプロスペクトの持ち株を
1株2100円というジリ高後のスッ高値で全株買い取る(35億円)こととなり、
プロスペクトに多額の現金を吐き出し完全敗北となりました。
結局、プロスペクト対策として向こう3年間の配当性向を100%公約して
しまった事実だけは残ってしまったので(少し前のアコーディア状態)、
今後も暫くは高額配当を継続しなくてはなりません。そのため今期EPS
が70円程度まで膨らんだ場合、配当利回りは3.5%をオーバーします。
*参考記事① 2014-06-18 1,214円 投資判断Inline継続
業績低迷中のトライステージ(2178)から、株主優待のクオカードがきました!
*参考記事② 2013-11-26 投資判断Inlineでカバー開始
拡充のクオカード銘柄、トライステージ(2178)の研究。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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