
【3169】ミサワ (東証マザーズ) 投資判断 Outperform継続
現在値 803円/100株 PER13.96 PBR3.37 1月株主優待(無配)
『unico』ブランドで家具・雑貨など展開。20~30代の女性が顧客。
ミサワは配当を実施しておりませんが、株主優待制度を導入しており、
1月末の100株以上の株主に対して、15%オフとなる当社利用割引券2枚と
5,000円相当の当社商品または運営レストラン食事券を進呈しているため
優待利回りは約2.07%となります(※300株保有換算で算出しています)。
業績を確認していきます。
■2012年1月期 売上高 46.2億円、経常利益 3.7億円 EPS 46.2円
■2013年1月期 売上高 51.3億円、経常利益 4.5億円 EPS 37.9円
■2014年1月期 売上高 63.2億円、経常利益 4.8億円 EPS 37.6円
■2015年1月期 売上高 76.4億円、経常利益 6.6億円 EPS 59.1円
■2016年1月期 売上高 86.6億円、経常利益 6.7億円 EPS 57.5円 ce
□2015年7月中間売上高 43.8億円、経常利益 3.9億円 EPS 34.2円 ce
前2015年1月期の売上高は前年同期比20.9%増の76.9億円、経常利益は
同36.3%増の6.6億円となりました。当社は1月決算企業のため、消費税増税
の駆け込み需要がプラスに効いたほか、増税後の既存店売上高についても
概ね100%を上回る水準で推移し、通期でならしても107%となりました。期中
で上期のみ増額修正しましたが、本決算でもしっかり計画を上回りました。
今2016年1月期の売上高は13.3%増の86.6億円、経常利益は1.3%増の6.7億円
を計画しております。新規出店は3店(期末33店)を予定しておりますが、初期
投資や人件費の増加が継続しているため、利益は横ばい予想となります。
また向こう3年間の中期経営計画についても公表しており、2018年1月期の
売上高は110億円、営業利益は10.6億円(売上高CAGR13%、営利CAGR18%)
を見込んでおります。営業利益率も現在の8%から9.6%程度へ改善する計画
ですが、当社の成長モメンタムを鑑みるに十分走破圏かと思います。
以上、投資判断についてはOutperformを継続します。
同業のニトリ・島忠・大塚家具がモタつく中で、ユニクロ的な画一性から一線
を画する当社の商品は、感度が高く・客単価も高い若年層をしっかりグリップ
しており、コダワリ派のニーズの受け皿として確かな地位を築いています。
当社は4月にマザーズから一部市場に指定変更となり、その際の公募増資で
約3.3億円(この他に売出約5億円有り)したため、時価総額50億円程しかない
当社株の需給は大いに乱れることとなりました。しかし、足元では出来高も
こなしており、公募・売出価格である801円にツラあわせとなる現在の水準は
成長力のある低PER株としての評価が可能になるレベルかと思います。
(ちなみに、写真の背景になっているラグは当社のオリジナル製品です)
*参考記事 2014-04-02 409円(1,226円) 投資判断Outperformでカバー開始
unicoで使える株主優待券が到着、ミサワ(3169)の本決算レビュー。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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