
【7921】宝印刷(東証1部)投資判断 Inline継続
現在値 912円/100株 PER15.8 PBR0.77 5月配当優待 11月配当
上場企業のディスクロージャー事業大手。IR支援も拡大。
配当金は5月11月の年2回合計20円のため、配当利回りは2.19%となります。
宝印刷は株主優待制度を導入しており、5月末の100株以上の株主に対し
1,500円分のカタログギフトを進呈しておりますので、配当優待利回り
は約3.83%となります。3年以上保有の場合は長期特典で2,000円相当の
ギフトにグレードアップしますので、この場合は約4.38%となります。
業績を確認していきます。
■2011年5月期 売上高 113億円、経常利益 7.7億円 EPS 27.2円
■2012年5月期 売上高 111億円、経常利益 6.4億円 EPS 21.4円
■2013年5月期 売上高 114億円、経常利益 8.2億円 EPS 39.5円
■2014年5月期 売上高 126億円、経常利益 14.6億円 EPS 74.5円
■2015年5月期 売上高 128億円、経常利益 11.6億円 EPS 57.4円 ce
□2014年11月中売上高 79億円、経常利益 9.7億円 EPS 49.9円 ce
2014年11月中間期の売上高は前期比1割増でほぼ計画線となる79億円、
経常利益は▲23%減の9.7億円となったものの、こちらも概ね予想通りの
結果となりました。開示書類のXBRL化による単価アップが奏功するも
このシステムの償却負担が重く一転減益となりました。
2015年5月期の通期予想については据え置いており、微増収・減益を計画
しています。進捗率で見ると順調ですが、これは季節偏重性が主因のため
更なる上積みのためには株式市場・特に当社が得意とするIPOが活況と
ならない限りは難しいかと思われます。
ちなみに昨年はIPO77社のうち39社を当社が受注しており、過半のシェア
を確保しました。IPO受注は上場時は元より、その後も定期的な書類受注
が期待され、ストック型の新規収益源となるため注力している様です。
以上、投資判断についてはInlineでカバーを継続します。
当社は実質無借金ながら50億円を超える現金を抱え込んでいましたが、
ついに今月2日に発行済株式数の5.57%を上限とする大型の自社株買い
(65万株/5.5億円)を発表するなど、ついに株主還元に動きました。
当社は実際のところIRを生業にする会社であり、ROE重視等を啓蒙する
立場でもあるため、それなりにやるしかないと思いますがどうでしょうか。
*参考記事 2014-08-12 794円 投資判断Inlineでカバー開始
宝印刷(7921)から株主優待のカタログギフトがきました!
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*本記事の内容記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的とはしておりません。




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