
【7893】プロネクサス(東証1部)投資判断 Inline
現在値 762円/100株 PER23.4 PBR1.27 3月配当優待 9月配当
上場企業のディスクロージャー、IR支援大手。開示用システムに強み。
配当金は3月9月の年2回合計18円のため、配当利回りは2.36%となります。
また、プロネクサスは株主優待制度を導入しており、単元株保有の株主に
対して500円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは
約3.01%となります。なお前期末より優待制度を長期保有優遇型に切り替え
ておりますので、1年以上の場合は+500円・3年以上の場合は+1,000円の
クオカードが追加で進呈されるようになっております。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 190億円、経常利益 13.4億円 EPS 18.9円
■2012年3月期 売上高 177億円、経常利益 16.3億円 EPS 29.9円
■2013年3月期 売上高 180億円、経常利益 18.2億円 EPS 34.7円
■2014年3月期 売上高 198億円、経常利益 22.4億円 EPS 43.6円
■2015年3月期 売上高 200億円、経常利益 18.5億円 EPS 36.3円 ce
□2014年9中間 売上高 115億円、経常利益 20.0億円 EPS 33.8円 ce
前2014年3月期はアベノミクスによる市況大活況を追い風に売上高段階
から前年比で2桁の伸びを示しました。当社業績は露骨に市況の影響を
受けるので、前期の200億円近い売上高というのは約5年振りの水準です。
前期は当社の掲げていた「中期経営計画2011」の最終年度でもあったの
ですが、末足爆発で売上高・最終利益ともに無事に達成いたしました。
まさに株高は七難を隠します。
今期は流石に一服ということで、売上高こそ続伸の200億円を見込んで
おりますが、利益面では投資信託報告書の簡素化や次世代EDINET
への投資などにより前々期並みの18.5億円の水準まで落ち込む予定です。
まぁそんな訳で、ボラがかなり少なめな証券会社の様な業績変動ですが
当社の場合は本邦の上場企業の絶対数自体が増えていないために、業績
の伸び代が限定であることがネックです。ただ会社側もそれは十分に
認識しており、前々期あたりから総還元性向が100%近くになっています。
配当性向約50%・残りを自社買い→消却というのを2年連続で続けており、
今期も5月に発行済み株式数の3%近い8億円もの自社株買いを発表して、
足元でも順調に買い進んでいっております。
元々歴史のあるストックビジネスの会社ですので、殆ど借金も存在せずに
現金だけは山ほど溜まっている会社のため、投資に回さないのであれば
儲けは全部株主に返してしまおうとする姿勢は評価したいところです。
以上、投資判断についてはInlineとします。
当社はご丁寧にも四半期毎にはがきやら封書やらで業績報告を送ってくる
のですが、どうせ長期株主に1,500円分のクオカードを進呈するのなら
あと500円足して、東洋ビジネスエンジニアリングみたいに四半期優待
にでもした方が、自社のIR事業のアピールにもなってよいかと思う訳
ですが・・・株価の下支えにもなりますしね。
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