お米券優待銘柄の仲間入り、ウチヤマホールディングス(6059)のレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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【6059】ウチヤマホールディングス(東証2部)投資判断Outperform格下

現在値 690円/100株 PER12.0 PBR 1.04 3月配当株主優待 9月配当

介護、カラオケ、飲食店が3本柱。介護は入居一時金なしの有料老人ホーム。

配当金は3月9月で合計10円のため、配当利回りは1.44%となります。
ウチヤマホールディングスは株主優待制度を導入しておりまして、
3月末現在の400株以上保有の株主に対して、お米券を5枚進呈しており
ますので、配当優待利回りを算出すると約2.24%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 161億円、経常利益 19.9億円 EPS 104円
■2012年3月期 売上高 179億円、経常利益 23.7億円 EPS 124円 
■2013年3月期 売上高 199億円、経常利益 19.3億円 EPS 75円  
■2014年3月期 売上高 217億円、経常利益 24.1億円 EPS 114円
■2015年3月期 売上高 246億円、経常利益 23.0億円 EPS 57円 ce
□2015年9月中間売上高 120億円、経常利益 10.5億円 EPS 23円 ce

前2014年3月期は10月の特益計上時に、売上高および営業利益を下方修正
しておりましたが、更にそれを下回る数字で着地となりました。オフバラ
・リースバックという魔法の杖で最終益だけは好調という状況です。

今期は前期未達からの営業利益13%増なので微妙、更には介護REIT等の
具体的な動きが出てきたにもかかわらず期初時点では案件見込まずに
物件売却次第、いつもの様に随時修正していくパターンかと思われます。

なお、期初時点での売上高成長率は前期比12.8%増の246億円、営業利益も
同12.8%増の23.9億円を見込んでいます。特に前期は65万株(15億円)の
ファイナンスを行っておりますので、オフバラの活用で加速度をつけて
レバレッジ経営をするなら、より一層の数字の伸びが欲しいところです。
足元で発表される1Q決算を含め、今期の期中進捗は要確認です。

以上、投資判断は一旦Outperformに格下げします。

不動産屋上がりの内山社長は最終的な数字を必ずおっつけてくるので、
中期的な成長は続いていくものと思われますが、介護はともかくカラオケ
事業や飲食事業については同業他社と比較しても特段目新しいことを
やっている訳ではないので、成長優位性は存在しないと考えています。

あとは株券需給的なところでフィディリティが5月に買い増しをして
保有比率が7.5%まで上がってきているところと、現在東証二部なので
将来的に更なる指定替えすることがあればトピ買いが期待出来るのは
アップサイド要因でしょうか。増資はやったばかりなのでセットで
ないといいのですが・・・来年とかだったら普通にやりそうな気も。

*参考記事 2012-12-29 *375円(1,500円) 投資判断Buyでカバー開始
ウチヤマホールディングスの分析と投資判断。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11437266169.html

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