
【9324】安田倉庫 (東証1部) 投資判断 Outperform継続
現在値 1,059円/100株 PER19.4 PBR0.51 3月配当優待
旧財閥系の倉庫準大手。外資系の取り扱い多い。関西の中央倉庫と提携。
配当は3月9月の年間14円配で、配当利回は1.32%となります。
安田倉庫は株主優待制度を導入しており、3月末現在の単元以上株主に対して
お米券(440円相当)を2枚進呈しておりますので、配当優待利回りは2.15%です。
業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 336億円、経常利益 22億円 EPS 32.6円
■2012年3月期 売上高 343億円、経常利益 24億円 EPS 46.9円
■2013年3月期 売上高 348億円、経常利益 26億円 EPS 52.7円
■2014年3月期 売上高 352億円、経常利益 25億円 EPS 51.6円
■2015年3月期 売上高 370億円、経常利益 26億円 EPS 54.4円 ce
□2014年9月中間売上高 181億円、経常利益 11億円 EPS 23.1円 ce
前2014年3月期は期初計画段階より減収減益予想でしたが、利益が多少ショート
した以外は概ね当初予想通りの結果となりました。売上高で350億円・経常利益
で25億円程度というのは当社の巡航ペースの数字です。
今期は増収増益を見込んではいるものの、変化率はせいぜい5%程度ですので、
昨年減益だったことを考慮すると誤差の範囲です。一応、来期2015年度を最終
年度とする中計「Cs STEP2015」では売上高400億円・営業利益30億円を目指し
ていますが、このペースだと達成は難しそうです。
本業の物流セグメントは売上好調なものの、修繕費や光熱費の増が効いており
不動産セグメントは空室増ということで、構造的に上積が望みにくい状況です。
港区海岸や横浜鶴屋町二丁目の築古ビルはやはり微妙なのかもしれません。
そんな状況ですが、投資判断はOutperformを継続します。
当社については本業の好不調は二の次で、保有するヒューリック株4.8%
の評価が時価で400億円、賃貸用不動産も450億円(うち含み益170億円)
保有しておりますので、時価総額300億円・有利子負債250億円の当社が
保有する資産としてはいささか過大過ぎます。その為、きっかけひとつで
株価の居所が変わる可能性を秘めている点が強気の理由であります。
※参考記事 2013-07-30 881円 投資判断Outperformにてカバー開始
港区の含み資産銘柄、安田倉庫の投資判断。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11582092799.html
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