
【9979】 大庄 (東証1部)投資判断 新規Inline
現在値 1,250円/100株 PER--/- PBR1.12 2月配当優待8月配当優待
居酒屋大手。大衆割烹『庄や』『日本海庄や』『やるき茶屋』が3本柱。
配当金は年2回合計14円で、配当利回りは約1.12%です。
また大庄は株主優待制度を導入しており、単元株以上の株主に対し、
半期に1度2,500円相当の当社お食事券のほか産地直送品などを進呈
しておりますので、配当優待利回りは約5.12%となります。
業績を確認していきます。
■2011年8月期 売上高 792億円、経常利益▲8.1億円 EPS▲178.8円
■2012年8月期 売上高 780億円、経常利益 20.5億円 EPS 43.3円
■2013年8月期 売上高 776億円、経常利益 12.7億円 EPS 7.9円
■2014年8月期 売上高 729億円、経常利益▲9.2億円 EPS ▲51.7円 ce
■2015年8月期 売上高 735億円、経常利益 5.6億円 EPS 8.2円 四e
□2014年2月中間売上高 368億円、経常利益▲4.9億円 EPS ▲25.5円
今2014年8月期は残念ながら2月の中間時点で下方修正となりました。
営業時間の短縮を始めた関係もあり、既存店売上高は96%想定でしたが、
上期は想定を更に下回る94.6%となりましたので、あえなく通期修正を余儀
なくされました。そもそも中間時点は赤字予想でしたが、赤字幅が拡大し
通期では3期振りの最終赤字に逆戻りする見込みです。
また、ワタミよろしく店舗のスクラップを進めていく方針であり、今期も
総店舗数の約1割弱にあたる50店舗を閉鎖する予定となっています。
やはりじわじわと人件費の増加が効いている模様で、これらの不採算店閉鎖
や上記の営業時間短縮などにより10億円の販管費の削減を見込んでいます。
当社は過労死絡みの訴訟問題も起こしておりますので、この手の雇用環境
の改善(という名の人件費削減)には割と温度高めに取り組んでいますが
正社員はともかく、きつい居酒屋で働いてガッツリと稼ぎたいバイトの
採用には好影響なのかは微妙です。時給が高い深夜帯が一番美味しいので
労働市場で引く手数多のフリーターの皆さんが敬遠しそうな感じですが、
それよりも正社員を辞めさせないことが今は大事なのかもしれませんね。
以上、投資判断はInlineでカバーを開始します。
当社は三光マーケティングフーズじゃありませんが、比較的財務が良く
100億円弱の有利子負債があるものの、それ以上の手元現金を有しています。
他にも不動産をいくつか持っており、賃貸収入もそこそこ入ってきますので
老舗居酒屋としての底力があります。それなりの最終赤字を連発させても
配当金は維持される公算が高そうな点は大きな魅力です。
※参考記事 2013-08-16 1,336円 投資判断 付与なし
ホテルの朝食がまさかの庄屋だった件。大庄(9979)。
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11591419851.html
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