立会外分売が終了、高配当銘柄・THEグローバル社(3271)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【3271】THEグローバル社(東証2部) 投資判断 新規Outperform

現在値 427円/100株 PER5.3 PBR1.43 6月配当12月配当 株主優待なし

首都圏マンション分譲のグローバル住販などを傘下に持つ持株会社。
配当は6月12月の年2回、合計15円配当であり、配当利回りは3.51%となります。
THEグローバル社は株主優待制度を実施しておりません。

業績を確認していきます。
■2011年6月期 売上高 159億円、経常利益 13.7億円、EPS60.4円
■2012年6月期 売上高 296億円、経常利益 26.1億円、EPS119.1円  
■2013年6月期 売上高 245億円、経常利益 10.4億円、EPS42.1円  
■2014年6月期 売上高 398億円、経常利益 18.0億円、EPS80.0円 四e
■2015年6月期 売上高 418億円、経常利益 19.0億円、EPS83.9円 四e
□2013年12月2Q 売上高 3,477億円、経常利益 0.6億円、EPS2.3円

今2014.6月期も業績は好調で、売上高ではここ数年で最高を予想しています。
中間時点の進捗率で見ると微妙ですが、実際は赤字予想からの黒転ですので
通期の数字は十分に達成出来るかと思います。そもそも当期期初の時点で
マンションの契約率は約8割に迫り、当期仕入は100%済んでおりましたので
会社側とすればハナから鉄板予想だったのかもしれません。

そんな訳で業績それ自体は順調に推移しているのですが、足元の3月に
発行済み株式数の約5%近い650千株という大型の立会外分売を実施しており、
需給が随分緩んでおります。分売価格も427円ですので、直近の株価調整で
この価格を割り込むところまで来ており、見方によっては良い水準です。

勿論、会社側としては上位市場への鞍替えを志向しての立会外分売かと
思われますが、当社の業態は不動産業ですので、無事に成就した折には
なんらかの痛みを伴うものになりそうです。特に一昨年の32万株@408円の
エクイティファイナンス以来ずっとやってませんので要注意です。

投資判断については新規でOutperformとします

戸建シフトを始めたりして、中長期の成長ストーリーがいまいち見えずらいのが
ネックですが、それでも来期は今期並みの水準は確保出来るものと見ています。

当社の株主順位3位にはクリードがおり、取締役には宗吉敏彦氏もおりますので、
ファンド向けに一棟おろししまくるとか、ミニバブル期さながらの数字作りを
お願いしたいものです。配当の積極増額も引き続き期待できます。

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