新設ギフトカード株主優待銘柄、アサンテ(6073)の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【6073】アサンテ(東証2部) 投資判断 新規Inline

現在値 980円/100株 PER8.9 PBR1.46 3月配当優待 9月優待

住宅用白アリ防除のトップ。東北、関東から京都まで営業網。農協・生協と提携。
配当は3月の年一括の25円配当であり、配当利回りは1.33%となります。

アサンテはこの度株主優待制度を新設しまして、1000株以上の株主に対して、
3月と9月の年2回・三菱UFJニコスのギフトカードを1,000円分進呈することに
なりましたので、配当優待利回りは約4.59%となります。

業績を確認していきます。
■2011年3月期 売上高 96億円、経常利益 13.0億円、EPS63.9円
■2012年3月期 売上高 111億円、経常利益 19.0億円、EPS95.7円  
■2013年3月期 売上高 120億円、経常利益 21.3億円、EPS114.4円  
■2014年3月期 売上高 130億円、経常利益 23.4億円、EPS110.0円 ce
■2015年3月期 売上高 140億円、経常利益 25.0億円、EPS117.4円 四e
■2016年3月期 売上高 150億円、経常利益 30.0億円、EPS約140円 中計e
□2013年12月3Q 売上高 100億円、経常利益 22.2億円、EPS113.5円

昨年の3月に上場したばかりということもあり、事実上の上場初年度となる
今2014.3月期は増収増益を予想しております。当社の業績はシロアリの活動期で
ある4月~7月に偏重しており、主に2Qに数字が集中する様な形となっていますが、
3Qまでの数字を見る限りは今期業績は十分走破圏だと思われます。

足下の月次売上も前年同期比で概ね10%程度の増で推移しているため、
このペースでいけば来期もギリギリ2桁増益くらいの線は確保出来そうです。
もっとも会社側の計画では再来期経常利益を30億円と予想していることから、
2桁成長でないと達成出来ませんので、来期もこの調子で頑張って欲しいです。

また、上場して資金調達したばかりということもありますが、借金12億円に
対して現金同等物が35億円ありますので、財務的にも問題ありません。
オールドエコノミー業種であり、設備投資などに多額の資金を必要とする訳でも
ないことから、現在20%超に過ぎない配当性向の引き上げも十分期待できます。

投資判断については新規でInlineとします

中間期の株主数が2,122名のため、今回の株主優待制度の導入により、
東証一部への鞍替え要件の成就が濃厚な情勢となっております。

しかしながら当社の場合、その旨を自社IRページにフライング掲載しまくって
オープンリーチ状態となってしまっているため、かなりの部分織り込んでいる
と思われます。一部昇格が絶好の利益確定のタイミングとなる可能性もあり、
基本的には単元株だけ買って様子見姿勢でよろしいかと思います。

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