新設・年2回クオカード優待銘柄、ミサワホーム(1722)の研究。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【1722】ミサワホーム(東証1部)投資判断 新規Inline

現在値 1,410円/100株 PER5.0 PBR1.46 3月配当優待 9月優待

住宅大手。トヨタホームが筆頭株主。事業内容は住宅、リフォームに特化。
配当は3月期末一括の20円で、配当利回は1.41%となります。

ミサワホームはこの度株主優待制度を新設しまして、3月末9月末の単元以上株主に
対して1,000円分のクオカードを進呈することとなりましたので、配当優待利回りを
算出すると約2.85%とそこそこの利回りとないます。

業績を確認をしていきます。
■2011年3月期 売上高 3,413億円 経常利益 78億円 EPS 84円
■2012年3月期 売上高 3,785億円 経常利益 109億円 EPS 181円 
■2013年3月期 売上高 3,946億円 経常利益 120億円 EPS 254円  
■2014年3月期 売上高 4,250億円 経常利益 140億円 EPS 296円 ce
□2013年12月3Q 売上高 2,939億円 経常利益 46億円 EPS 67円

ここ数年は右肩上がりの成長が続いており、利益もついてきています。
今2014.3月期も消費税増税前の駆け込み需要により比較的順調に来ておりまして、
3Qも進捗率で見ると微妙なのですが、売上高で10%増・経常利益で35%増のペースで
仕上がっております。4Qに引渡が集中することを考慮すると通期は大丈夫でしょう。

また、3Q時点の受注残高も前年同期比で26%増の2,200億ありますので、反動減が懸念
される来年度についても、今期水準並みの数字は残せるかと考えております。
注文住宅一本槍ではなく、相続用の賃貸住宅の伸びも評価出来ますね。

財務面では昨年の10月にDBJ相手に発行していた利回り6.5%D種優先株式を75億円で
全額取得・償却しましたので、かなり楽になりました。現在の普通株の配当性向は
わずか10%にも満たない状況でしたので、今期の増配はかなり期待出来ます。
四季報では20~30円予想ですが、個人的には35~45円のレンジを予想しています。

投資判断は新規でInlineといたします。

上記の通り買い要素も多いのですが、足下の受注下落傾向はやはりマイナスです。
2014年1月の注文住宅受注高は▲26%ですので、これでは積極的に買い進めません。

2月11日の日経朝刊によると、同業の積水ハウスで▲25%、大和ハウスで▲7%、
旭化成ホームズで▲25%、住友林業で▲15%と目も当てられない状況ですので、
セクター丸ごとしばらくは辛抱の時期かもしれませんね。
(大和ハウスは多角化している割に、注文住宅も底堅くて無双状態ですな・・・)

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