高成長新興不動産、サムティ(3244)のぶっとび好決算が出たのでレビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【3244】サムティ(東証JQスタンダード)投資判断Outperform格上げ

現在値 88,800円/1株 PER10.2 PBR0.81 11月配当優待

関西軸に投資用マンション開発、不動産再生販売等を行う。賃貸が安定収益柱。
配当金は11月の年1回1800円で、配当利回りは2.02%となります。

サムティは株主優待制度を実施しており、期末の年1回・2株以上の株主に対して
当社の運営するセンターホテル東京とセンターホテル大阪の宿泊券を夫々1枚ずつ
配布しておりますので、これらを合算した配当優待利回りは約3.71%となります。
(宿泊券は適当に1枚1,500円で計算してます。)

業績を確認していきます。
■2011年11月期 売上高 162億円、経常利益 12.8億円 DPS 1200円
■2012年11月期 売上高 108億円、経常利益 1.8億円 DPS 1200円 
■2013年11月期 売上高 273億円、経常利益 20.9億円 DPS 1700円  
■2014年11月期 売上高 260億円、経常利益 25.0億円 DPS 1800円 ce
□2014年5月中 売上高 150億円、経常利益 15.7億円 DPS 0円 四e

そういえば当社は、中間予想非開示なんですね。
昨年もそうだったかしら?と思って確認したらやっぱり非開示でした。
そのため今期の中間予想だけ無理やり四季報から引っ張ってきていますが、
四季報の通期経常予想は24億円とイイ線突いているので、こんなもんでしょう。

さて、締まったばかりの2013年11月期も当初観測通りのぶっとび好決算となり、
こちらも焦点は今期予想に絞られていた訳ですが、微妙に減収とはなるものの
経常で2割増益となるため、十分及第点の与えられる結果となりました。
特に前期は10%強の増資をしてますので、責任は果たしたと言えるでしょう。

また、昨年10月に発表しました中期経営計画によると、10年後の2023年の目標
数値は売上高で3,000億円・経常利益で170億円という壮大なものです。
より手前の目標値ですと、2016年11月期の経常利益が45億目標となりますので、
前期を起点に今後3年の平均経常成長率のをハジくと30%弱という数値となります。

新興不動産業の宿命で、定期的にファイナンスがあると思われますが、
それを差し引いたとしても十分な成長の果実を得られると思われます。

今回ファイナンスを通過したので、投資判断をOutperformに引き上げます。

当社は新興不動産の中でも賃貸業に軸足を置いており、足下でもレジものを
大量に仕込めている気配があるので、他の業者より相対的に安定感があります。
(但し場所は札幌の地下鉄徒歩6分とか、鹿児島市電徒歩8分とかなので注意)

マイルストーンとなんかやってるピエリ守山についてはよくわかりません。
とにかく利回りだけ重視して地方のレジ漁ってるならまだ可愛いものですが、
ピエリの様なアドベンチャー物件に手を出すのが当社のリスクなんですよね。
ふと常和が買ったハウステンボスのホテルヨーロッパ49億円也を思い出しました。

常和とは言わないまでも、西のトーセイ位になるポテンシャルを秘めている
会社だとは思うんですけどね・・・少なくともサンフロよりは上と思います。

※参考記事リンク 2013-03-05 93,000円 投資判断Inline
サムティ(3244)からホテル宿泊株主優待券が届いたので、分析。

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