明光ネットワーク(4668)から株主優待のクオカードが届いたので分析。 | なちゅの市川綜合研究所

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【4668】明光ネットワークジャパン(東証1部)投資判断 Outperform格上

現在値 1,066円/100株 PER12.7 PBR2.51 2月配当8月配当優待

小中高向け個別指導の『明光義塾』をFC軸に展開。『東京医進学院』も。

配当金は年2回合計で32円で、配当利回りは約3.00%と高配当です。

明光ネットワークジャパンは株主優待制度を導入しており、
単元株以上保有の8末の株主に対し、3,000円分のクオカードを配布しており、
これらを合計した配当優待利回りは約5.81%となります。

業績を確認していきます。
■2010年8月期 売上高 128億円、経常利益 32.4億円 DPS20円 
■2011年8月期 売上高 137億円、経常利益 34.7億円 DPS22円 
■2012年8月期 売上高 144億円、経常利益 37.2億円 DPS25円  
■2013年8月期 売上高 154億円、経常利益 37.9億円 DPS27円   
■2014年8月期 売上高 164億円、経常利益 38.8億円 DPS32円 e   

改めて確認していくと、売上高に対する利益率の高さが解りますね。
それもそのはず、当社は学習塾というか学習塾企画会社であり、
明光義塾は直営よりフランチャイズ加盟の方が圧倒的に教室数が多いため、
そのロイヤルティー収入が効いてこの数字になっていると思われます。

また2013年8月期の通期決算発表に併せて、中期経営計画も公表しており、
約3年後の2016年8月期に売上高187億円・経常利益45億円の数字を目指す
とのリリースがなされています。当社のこれまでのトラックを見る限り、
この程度の数字は十分走破圏でしょう。

そしてこの中計より更に重要なのが、10月のリリースにある資本・配当
政策の変更です。この中で、今後配当性向50%へ向けて増配する旨やそれと
別に自社株買いやクオカード優待の継続を明言しておりますので、強烈な株価
下支え要因になると思われます。実際に今期は32円配にジャンプしています。

これらを勘案し、投資判断はOutperformに格上します。

いやらしいのは、上記の資本・配当政策の見直しのリリースを出してから
一ヶ月も経たないうちに、かなり纏まった数の売出しをしてきたことです。
ちょっと品がないというか・・・諸手を上げてまんまとひっかかった向きも
結構いらっしゃるんじゃないですかね。

開示資料に「今後も増配」「クオカードも継続」「総合利回り」みたいな
フラグ感満載の表現が踊っていたので怪しいと思っていたのですが、
やっぱりそうでしたの巻。

※参考記事 2012-11-28 871円 投資判断Inlineでカバー開始
明光ネットから優待キター!
http://ameblo.jp/mtr-cyberbranch/entry-11413936095.html

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